南アフリカを舞台にした近未来SF映画「第9地区」の監督が、同じく南アフリカを舞台に再びロボットが活躍する映画を作りましたよ。
日本公開前に、独自のカットがあると話題になっていましたが、私はこういうマニア系映画はノリで楽しんじゃう方なので、特に気にならなかった。
ロボット通の人達からすると、気にならずに観られるのは信じられないかもね。でも、気にせず観られるって、ある意味幸せよo(^o^)o
治安が悪化している超近未来の南アフリカ。治安維持のため、南アフリカ警察は、最前線にロボットを導入する。
ロボット企業は、おかげで大躍進し、彼らの無敵ぶりにギャング達も手をこまねいていた。
ロボット企業の中では、全く正反対のアプローチをする技術者達が反目しあっている。
その反目がとんでもない結末を呼び込む。男の嫉妬って怖いΣ(||゚Д゚)ヒィィィィ
警官ロボットの成功で社内でも注目されている若手技術者。だが、彼は自分の研究に満足していない。ロボット自身が様々な状況に対処し、自ら考えて行動することを最終目的にしている。
ところが、やり手の女社長は、犯罪撲滅のためにプログラムされた行動様式を忠実に守るロボットこそ必要で、それ以上でも以下でもないという考えだ。
社長の考えの一歩先を行く彼の研究。彼はどうしても、その一歩先を見たくて、破棄になる予定のロボットをこっそり持ち出し、自分の思いを実現する。
一方、社内には華々しい若手の活躍を苦々しく思う技術者がいた。
彼の作るロボットは、指令を出す人間の意識をロボットに繋ぎ、彼の意のままにロボットを動かすというもの。
なんとしても、自分の実力を認めさせたい先輩技術者は、自立型の警官ロボットのプログラムにウィルスを送り込む。街のあちこちでコントロールを失った警官ロボットが暴漢に襲われ、とうとう彼のロボットに出動命令が下るのだ。
これまで、均衡を保ってきた警察と暴漢とのバランスが急激に崩れ、街は一気に犯罪の渦に呑み込まれていく。
確か、映画冒頭のシーンの後、「18週前」という文字が‼
その18週前に何があったのか。そこが映画のテーマである筈なんだけど、いったいどこが18週後なのか。
なんだか、冒頭シーンを飛び越してるような…
独自の思考回路を持った成長する警官ロボット・チャッピー。彼の活躍で、命を失いかけている若手技術者はその意識を新しい警官ロボットに送り込むことができ、彼のロボットとしての新しい人生が始まる。
新しい命の方程式がチャッピーの手で作られる。
一気にバーンと話が進んでいくので、細部にこだわりをもって観なければ、十分楽しめる。
「ハイテンション」なパンツを履いたラッパーもどきのギャング・ニンジャの登場など、日本人には別な楽しみもある(汗)
でも、いったい何が言いたかったのかはかなり不明╮(╯-╰")╭
チャッピーの成長日記ってことで良いのかな?
環境が人の成長にもたらすものをまざまざと見せつけらるのもこの映画の特徴的な部分。
そして、「愛」がいかに大きな力を持つかも…
そういう意味では、別に南アフリカを舞台にしなくても大丈夫な感じ。
まぁ、とにかく「第9地区」的な発想の映画で、より進んだテーマを扱ってるといえる。
あれは一応宇宙人だったし、今回は人間が創り出したものだから、出発点が違うんだけども、それでもイメージが強く重なってくるのは凄いかも。
エンドロールになって、音楽をハンス・ジマーが担当してることを知った。映画本編では彼らしい色合いの音楽はあまり気づかなかった。
映画に集中してたから、よく分からなかったと言うべきか…
ところが、いよいよドルビー・マークが近づいてきた時、その音楽が一気に「ダークナイト」仕様になってきて、そこは笑えた( ´ ▽ ` )ノ
やっぱり、ハンス・ジマーはこうでなくっちゃ(ง ˙o˙)ว