今日も徒然、中洲日記

ほどほどに映画が好き。ほどほどに食べることが好き。日々気づいた事を綴ります。

誘拐の掟


リーアム・ニーソン主演。「リーアム兄さん」、益々のご活躍‼


ついこの前は、ニューヨーク中を敵にまわして駆け回り、この度は過去の過ちを忘れず、自らの掟を守り続ける寡黙な男を演じる。


酒を手放せない警官…同僚にまで巻き込まれたくないと禁酒を求められる。


そんな時、事件は起きる。警官ならタダ酒が飲めるバーで…


突然、3人組が襲撃してきて、警官は銃を抜く。酒に酔っていようが、彼の腕は確かだ。


2人を射殺し、3人目は逃げられないよう足に銃撃。そして、襲撃現場のバーに戻る途中。彼は恐ろしい結末を見る。彼の撃った弾が歩いていた少女の目を直撃し、即死。


3人組の強盗犯を阻止したことで表彰された彼の少女に対する自責の念。


彼はその日以来酒を断ち、警察も辞める。


断酒の会で知り合った男が彼を訪ねてくる。要件は義理の姉を殺害された兄の話を聞いて欲しいと。


ここから、彼のシビアな闘いが始まる。


ほんの興味本位で会った男は、年齢に合わず金を持ち、良い暮らしをしている。


元警官の洞察力は、男のただならぬ雰囲気から薬絡みで金を稼ぎ、薬絡みで妻が標的になったのだと見抜く。


ここら辺りのリーアム兄さんのカッコ良さね‼


麻薬絡みの人間の事件には関わりたくない彼であったが、事件の特殊性と妻を殺された男の後悔を知り、事件解決に協力することになる。


リーアム兄さんを向こうにまわし、彼に仕事を依頼する麻薬ディーラーを演じるのはダン・スティーヴンス


こちらも超カッコ良い(((o(*゚▽゚*)o)))


この超カッコ良いコンビとリーアム兄さんが調べものをしに行った図書館で知り合った少年が、猟奇的な誘拐殺人犯追跡に乗り出すのだ。


犯人の壊れっぷりと麻薬ディーラー達の連帯、ちょっと普通じゃない。


アクションというより、誘拐犯とそれを追う者との心理戦だ。


最後の被害者は殺される前に救い出すことが出来たが、余罪はたくさんありそうだ。


そして、元警官に仕事を持ち込んだ兄弟は殺害された妻の後を追う形になり、残されたのはリーアム兄さんと少年だけ。


過酷でシビアな駆け引きを続けた主人公は、事件現場を後にし、家に帰る。ソファーで眠る少年の横顔を確かめた彼も目を閉じる。


「96時間」シリーズなどで、年齢を感じさせないアクションを見せるリーアム兄さん。この度はそんな姿より冷静に犯人を追い詰める「警官」の姿がより鮮明になる。


1人の少女の命を奪った過ち。それが彼を泥沼から救い出したという皮肉。


緊張感漂って、面白いです。ただし、スプラッター系苦手な人は気をつけて。


もちろん、R指定無いので、直接描写は無いけれど、十分想像出来る形で描かれるので、上手いと言えば上手い‼その辺、監督の術中にハマると結構ハラハラしながら、目を覆いながらの観賞になります(汗)


最後にあのシェルターに身を置く少年が気になって調べてみた。なかなかの子役さんじゃないのって思ったから。


そしたら、アメリカのオーディション番組で注目された少年ラッパー「アストロ君」だそうです。一応、映画は本名で出てるのかな。楽しみな少年だ。