今日も徒然、中洲日記

ほどほどに映画が好き。ほどほどに食べることが好き。日々気づいた事を綴ります。

ビッグゲーム 大統領と少年ハンター


公開直後の映画も観たいけど、1人で観るなら、見逃してる映画を先にしないと上映終了しちゃう。


そんな慌ただしさもあって、久しぶりのお一人様鑑賞は、電車の時間は読み間違えるし、ネット予約忘れるし…


おまけにピカデリー3で別館だし╮(╯-╰")╭


間に合わないかと思った(~_~)


どこかで「良く出来たB級映画」ってレビューを目にしてたので、それなりに構えず観られた。


私、こういう映画、大好き(*^ω^*)


肩肘張らず楽しめるし、ツッコミどころ満載だけど、なぜか手に汗握ってハラハラしたり、妙な高揚感を味わえるし‼


映画はやっぱり娯楽なんだと実感出来るタイプの映画。


とある山間地域。明日のヘルシンキでの会議のために大統領専用機で向かう世界一の国アメリカの大統領。


しかし、彼は今まで様々な映画で描かれてきたアメリカ大統領とはちょっと違う。


自室ではスーツを脱ぎ、緊張感も何も無い。しかも、甘いものには目がないし…


威厳のあるタイプではない。


そこが1つの伏線と言えるのかな。


そして、まさに大統領が飛んでいる、その下では、村の伝統的な掟に従って、13歳の誕生日を前に1人山にこもる少年がいる。


誕生日を山で迎え、広い森の中で自力で獲物を得る。少年たちとその獲物の記念写真が村の誇りだ。数々ある記念写真の真ん中にクマを射止めた少年の記念写真が。


彼は村の伝統的なハンターであり、少年オスカリの父親だ。偉大すぎる父親にプレッシャーを感じる少年。


彼を送り出す村のおじさん連中の前で披露した弓の実力は…


打ちのめされながらも村の掟に従い、1人山に繰り出すオスカリ。


彼が最初に見つけた獲物は、テトラポットのような銀色の物体だった。


そこには、いるはずのないアメリカ大統領が‼


上空にいるはずの大統領は、警護官の裏切りにあい、1人、見知らぬ森の中に。


この2人の出会いから、彼らの命懸けの大冒険が始まる。


誰が大統領を狙ったのかより、少年と大統領の闘争(逃走…でも良いけど、悪いことして逃げてるワケじゃないからね…)劇に重点を置く。


世界を牛耳る(そうでもないか…)アメリカ大統領がハンター見習いの少年に命を預ける。


そんなアンバランスな相棒が良い。


有り得ない過激な冒険が意外に笑える。ギリギリのはずの、この相棒のやり取りが…


そして、森で虚勢を張っていた少年が本当の勇気を手にする。世界一の軍隊を動かせる大統領が、彼の勇気に触発される。


十分、面白かったよ(o´・ω-)b


大統領を陥れようとする悪役たちもなかなかね。


ラストの記念撮影では大統領が「獲物」というオモシロ写真が‼


美しい山の風景がまたこの映画の魅力。その風景とミスマッチなそんなに過酷に見えない(汗)サバイバルもまた良い。


美しい山々の眺めに突然登場する何機もの軍用ヘリの軍団も圧倒される。


アンバランスとミスマッチが上手い具合に混ざった映画だった。