今日も徒然、中洲日記

ほどほどに映画が好き。ほどほどに食べることが好き。日々気づいた事を綴ります。

水晶の鼓動 警視庁捜査一課十一係


WOWOWオリジナル・ドラマ「石の繭」の原作者麻見和史さんの同じシリーズをまた読みました。


図書館の出版昇年順では「石の繭」は2番目だったけど、よく見たら違うじゃないの〜。


まず第一作が「石の繭」、次がこの前読んだ「蟻の階段」。そして、本作「水晶の鼓動」が三作目。


というこで…


「水晶の鼓動 警視庁捜査一課十一係」麻見和史著(講談社NOVELS)


以下、感想…

















この度は都内で起きた連続殺人と連続爆破事件とのまるで関係ないようなそれぞれの事件が最終的に交換条件として行われていたというちょっと込み入ったお話。


公安が出てくるとこういうことになるので、警察小説としては、面白みに欠ける気がする。


公安事案は、何があっても話が成り立ってるいくから、ちょっとつまらなく思う。


普通の謎解きじゃないし…


そして、今回は前回よりももっとドラマ的要素が強いかなぁ。


地道に捜査もしてるけど、肝心なところは心意気みたいなもので乗り切っちゃって…


こうなってくると、人物に焦点を当てたシリーズ物特有の印象になるので、ちょっと苦手になってくる。


まぁ、映像的というかなぁ。ドラマになりやすい感じの小説ということかな。


とりあえず、図書館で予約殺到の「石の繭」が届く前に四作目と五作目が確保されたようなので、そちらを読んでみようかな。