今日も徒然、中洲日記

ほどほどに映画が好き。ほどほどに食べることが好き。日々気づいた事を綴ります。

マルガリータで乾杯を!


試写にて鑑賞。


インド映画だけど、2時間超えず、歌は流れるけど、踊らない‼


事前情報を謝って認識したために全く予想外の展開を見せる「インド映画」に驚き~~~(~_~)


おそらく脳性麻痺によると思われる障がいを持った少女。彼女は電動車椅子を足にして、軽やかに青春を謳歌する。


主演の女優さんは、先日観た「若さは向こう見ず」でインドの女性とは顔立ちが違うので印象に残ってたカルキ・コーチリンさん。


笑顔が可愛らしい彼女が車椅子に乗って、どんな冒険をするのか。困難に負けずに生きる感動ストーリーかと思っていたら、なんと、普通に生きる女性の話だった(笑)


大学に通う彼女は、自分には確かに障がいがあり、まわりの人たちの助けを得ながら、今の生活が成り立っていることも十分理解している。


それでも、希望や年相応の関心が心の中を駆け巡っている。


大学では憧れの男性に告白もするし、ネットでポルノ・サイトを覗いたりもする。


そんな普通の女の子が、失恋で落ち込む日常を飛び出し、アメリカに留学する。


そこでは、障がいのある人も普通に社会に溶け込み、助けを必要としてる人には誰もが手を差し出す。


男性優位の社会が確立しているイメージのインドでは、おそらく女性の立場はかなり難しいのだろう。映画「マダム・イン・ニューヨーク」などを見れば、一目瞭然だ。


そんな社会にあって、主人公はさらに障がいを抱えている。


そこに焦点を当てた映画で、なおかつ主人公は、伸びやかに青春を謳歌するのだ。淡い恋だけでなく、性の部分まで描いてる。


娘の留学前にガンの再発が分かった母親は、娘をアメリカに送ることに多少は躊躇するようだが、彼女のこれからを思い、手放す決意をするのだが、現代っ子の娘は母親の上を行く。


新しい時代の女性の生き方を提示してるんだろう。


予想を気持ちよく裏切ってくれたインド映画に乾杯♪(*^^)o∀*∀o(^^*)♪