やっぱり、このシリーズは面白い。
今回は主人公が若返りましたが、やっぱり基本ベースは変わりません。しかしながら、若い息子をサポートするお父さんの登場です。
晴れて年金生活に入るお父さん。おフランスと言えば、「エビアン」。
世界中どこに行っても、人間にとって水はとっても重要です。お父さんは、エビアンの営業マンとして、水が最も必要とされている地域へ飛び回っていました。
それが、なぜか紛争地域ばかりなのはご愛嬌…なワケ無いよねぇ(笑)父ちゃんは見るからにチョイ悪オヤジで、お姉ちゃん大好きオーラがいっぱい。
こうやって、エビアンの男たちは様々な土地を渡り歩き、シビアな仕事をしてるのだ言い張るお父さんは当然ながら(!?)お国のために命を張ったスパイ。そして、息子は元特殊部隊。
こちらが思うほど国の側には認めてもらえなかった思いが拭いきれない息子。でも、やっぱり正義のために立ち上がってしまうのは彼ら父子の血なのかな?
悪の帝王に復讐を誓った美女たちが、トランスポーターに依頼したのは、自分たちを目的地まで運ぶこと。
明らかに契約違反の美女たちだけど、トランスポーターに言う事聞かせるためにお父さんを誘拐しちゃう。
トランスポーターはお顔は確かに精悍な印象だけど、その目がとても優しいのだ。彼の優しさは父を労るその姿にもよく見える。だから、お父さんを人質に取られたら、本気出しちゃうのだ。
華麗なカーチェイスだけじゃない。格闘シーンも見せ場はいっぱい。引き出しアクションはなかなか面白かった。引き出しの使い方の新たな可能性を提起してるって思ったのは私だけか(笑)
お話自体は、街を牛耳る悪いヤツらを撹乱し、互いに不審を抱かせるように仕向けて、彼らの稼ぎをまんまと横取りしてしまおうという、特に捻りもない単純明快なストーリーなんだけど、要所に挟まれるカーチェイスと格闘シーンで観てるこっちもワクワクしちゃう。
アクション満載だけど、残忍なシーンは無いし、ある意味品行方正な王道アクション映画ってことになるかな?
尺的にも長くないし、満足です。
ただし、主人公のお色家シーン(今どき、こんな表現をするのは私だけ?)は、そんなにヘビーじゃないので、悪しからず(笑)
消火栓ぶっ飛ばしカーチェイスは面白かった。