ダニエル・クレイグ版007の最新作。監督は前作「スカイフォール」に続いてサム・メンデス。
さぁ、アクション満載のジェームズ・ボンドを期待して劇場へ。
初っ端のメキシコ、死人祭り(!?)の最中のヘリコプター・アクション。
多くの群衆のすぐ上で展開されるヘリコプターのアクロバット飛行には度肝を抜かれました。正直、これで手に汗握ってかなり疲れちゃった(汗)
そして、美しい歌声によるテーマソング。ホント、彼は歌が上手い(≧∇≦)bサム・スミスさんだっけ?
そんな状態のもうお腹いっぱいのところからの本編スタートだったので、最新鋭スポーツカーでのカーチェイスの後はなんだか気が抜けちゃって、映画じゃなくて、観てる私が間延び状態(汗)
ボンドの過去に纏わる物語。タコのマークが刻まれた指輪から「スペクター」にたどり着く。
その悪役を演じるのはクリストフ・ヴァルツ。おじさんなんだけど、端正な顔だ。前作のハビエル・バルデムが悪役として強烈だったからなのか、妙に普通のおじさんっぽくて(笑)
そのせいなのか、あんまり切羽詰った感が無くて…
ちょっと中だるみ。でも、これは私の個人的な印象だから…
全体的には完成度の高い映画だ。今年はスパイ映画の当たり年って言われてるけど、その年、最後を飾るのがボンドっていうのが良いじゃない。
最初は反目しあっていた上司のMとの関係も互いを尊重するものへと変化していくし…まぁ、怪しいもっと上の上司の登場で同じ敵が出来たっていうだけかもしれないけど(汗)
今回、ボンドのお相手はモニカ・ベルッチとレア・セドゥ。モニカ・ベルッチはホントに美しいお顔で作り物かと思う(汗)レア・セドゥは勝ち気なお嬢さんにはマッチしてる。
ただ、ダニエル・クレイグが男クサいというか、かつてのボンドたちみたいな女絡みが似合わないように感じるんだなぁ。
アクション・シーンはこの上ないんだけれども…
一仕事終えて、ラストで再び現れた時には、Qに仕事を辞めたのかと思ったと言われるほどその存在が不明なボンド。
この後、再度クレイグ・ボンドの登場があるのか気になるところではあるが、前作・本作と連動する流れの中で、もうある程度完成されてるんじゃないかと…
これを超えるものは難しいと。
カッコいいんだけどねぇ。
冒頭のヘリコプター・アクションなどを堪能するには大きなスクリーンがお勧めですな(≧∇≦)b