今日も徒然、中洲日記

ほどほどに映画が好き。ほどほどに食べることが好き。日々気づいた事を綴ります。

2015私的映画ベスト20


そろそろ、ちゃんと考えよう2015私的映画ベスト。昨年劇場鑑賞映画は122本(試写鑑賞含む)。一昨年、初めて年間鑑賞数が100本を超えたんだけど、昨年はより本数が増えました。まぁ、この辺がピークかなぁ。、


では、私の鑑賞映画の中からベスト20を‼


(1)「マッド・マックス 怒りのデスロード」
→オリジナルは全く知りません(汗)でも、関係ナシ。だって、トム・ハーディが素敵だから(汗)映像も美しい。ストーリーも悪いヤツをやっつけろ的で複雑じゃないし…


(2)「アメリカン・スナイパー
→未だに無音のエンドロールが強く印象に残っている映画。内容もシビアで実話だけにそのラストには胸が痛む。緊張感半端ない。


(3)「黄金のアデーレ 名画の帰還」
→主人公のおばあちゃんがカッコいい。背筋をピンと伸ばし、家族の思い出が詰まった絵の所有権を訴える姿が‼戦後の対応はまだ手付かずの事が多いことを知る。オーストリア政府やその役人が感じ悪くて、裁判が公平に行われたことが奇跡的に思われた。


(4)「おみおくりの作法」
→なんと言ってもラストに尽きる。全体から見れば、さほど重要ではないのかもしれない彼の仕事。それらを淡々とを誠実にこなしていく。人が目もくれない彼の仕事がどれほど重要なことなのかがラストに繋がっていくのがお見事。


(5)「ヴィンセントが教えてくれたこと」
→じいさんが最高だ*\(^o^)/*破天荒に見える彼の行動だが、心には優しさが溢れてる。ぶっきらぼうな言い方も悪態もただ照れくさいだけなのだ。ラストの食卓のシーンはこれからの「家族」のあり方をしめしてるよう。


(6)「スター・ウォーズ フォースの覚醒」
→全世界待望の続編。新シリーズも世間と同様時代が流れている。新しいシリーズへの引継ぎとしての役割は果たしていると思う。十分に楽しめるし。「BB-8」という新キャラが可愛い(๑•᎑•๑)


(7)「シェフ〜三ツ星フードトラック始めました」
→自分が本当に美味しいと思い、お客さんに提供したいと思う物は自分の城を持って作るしかない。彼の城はフードトラック。彼の夢を実現する過程は別れた妻や息子との家族再生の物語でもある。明るいテンポある希望溢れた映画。


(8)「パレードへようこそ」
→その昔、ニュースで見て「はて?」と思ったイギリスのパレードに秘められた真実。偏見と戦うことで弱者の立場を理解している人々。彼らの連帯と友情の物語。感動。


(9)「顔のないヒトラーたち」
ナチス・ドイツユダヤ人に対する非道な行為。戦後の敗戦処理の中でうやむやになっていた責任の追求は1人の若い検事による訴えから始まった。毅然とした現在のドイツの姿勢の源を語る。


(10)「ミッション・インポッシブル ローグ・ネイション」
トム・クルーズと言えば、イーサン・ハント。あんまり、彼が好きじゃないので、勇んで観ることはないが、今回は評判に違わぬ面白さだった。ただ、バイクのチェイス・シーンはちょっと長い(汗)


続いて、ベスト20へ。って言っても、どれもこれも大差つくものではなく、はっきり言って、(10)の「MI」と入替え可能な映画ばかり(汗)


(11)「悪党に粛清を」
→ピリピリの乾燥しきった西部劇。子供の頃見た王道のそれ。マッツ様の西部男が良い。

(12)「Dearダニー 君へのうた」
→ダメ父ちゃんが届くはずだった過去の手紙を手にして奮起する。感動。家族再生の物語。

(13)「人生スイッチ」
→短編オムニバス。第1話目は最高にぶっ飛んでいてラストに唖然。凄いパンチ力‼

(14)「チャイルド44 森に消えた子供たち」
→全編暗〜い。原作からはところどころ映画用に脚色されていて、人気小説を映画化する工夫が見て取れる。原作とは別物として、こちらも面白い。

(15)「オン・ザ・ハイウェイ その夜、86分」
→今年はトム・ハーディの年。主演作が続けて公開され、どれもgood‼全編、登場人物は彼1人。しかも走る自動車内で電話でのやり取りのみというのが新鮮。

(16)「消えた声が、その名を呼ぶ
→第1次大戦時のアルメニア人大虐殺を題材に生き別れた娘を探す長い旅に出た父親のお話。その長大な旅に圧倒される。

(17)「ボーイ・ソプラノ ただひとつの歌声」
→1人の少年に与えられたほんの僅かな奇跡の時間。孤独な少年が自分の才能に気づき、しっかりと立ち上がるまでのお話。まわりの大人たちがステキ。

(18)「サヨナラの代わりに」
→久しぶりの号泣映画。主人公が不治の病と判明した後のまわりの変化が涙を誘う。本当の友人の意味を示す映画。

(19)「ベテラン」
→痛快な勧善懲悪ストーリー。韓国映画らしさ全開で、納得出来ちゃう。こういう面白い映画は日本には出てこないなぁ。

(20)「セッション」
→内容が衝撃的だったという事に尽きる。音楽は聞くだけで、奏でる側ではないので、奏者たちの最高を求める過酷さに驚いた。とにかく、J.K.シモンズに尽きる。


そして、公開館が少なくて、あまり表に出て来なかった中で、これはという映画を1本。


(堀り出し物)「傷だらけのふたり」
→今や韓国映画に欠かせないファン・ジョンミン主演。何事も筋が通らないことは許せない堅物のマチ金の取り立て屋の男(なぜ、そんな堅物がマチ金かは置いといて…汗)が、お堅い銀行勤めの女性に一目惚れ。いろんな悪巧みに巻き込まれ、不器用な彼は追い詰められていく。もう泣かせるのなんの。本国韓国で大ヒットして日本で公開された同じジョンミンssiの「国際市場で逢いましょう」より、私はこっちの方が彼らしくて好き。そう言えば、「ベテラン」も彼の主演作だ。


総じて、昨年の私的ベストはミニシアター系の作品が多い。ミニシアター系って上映館が少なくて、結構観るの、大変なのだ。韓国映画を観る回数も減った。公開館が限定されてのも原因かな。


大作もあったけど、「ジュラシックパーク」や「007」は、私の期待値があまりにも大きすぎたのかもしれない。その映画がなぜその順位と言われても、あくまで私個人の好みなので悪しからず(汗)


今年は、果たして去年のペースで作品を観られるかは分からない。少ないチャンスでも映画を楽しむ時間を大切にしたい。