今流行りのダークサイド落っこち物かと思い込んで、観に行ったけど、ちょっと違う。
やっぱり、正義の味方は正義の味方なのだ。しかし、正義の味方だからこその「心のスキ」に取り入る悪の存在が大きい。
互いの正義を貫く2人のヒーローがたやすくあしらわれてしまう悪の手法。
そんな悪の術中にハマるヒーローたちが、誤解から本来戦うべき敵を見失い、ムダな戦いを始める。
その戦いを止めるのはスーパーマンの彼女。愛は地球を救うのだ。互いに同じ敵に翻弄されていたことに気づき、力を合わせて戦っていくところにワンダー・ウーマン登場‼
DCコミック版アベンジャーズの始まり(汗)
巨大化した敵は、まるで超人ハルクっぽいフォルムで、かなりの強敵。一見、「進撃の巨人」に見えないこともない。
超人的な戦いの中で、一応人間の代表バットマンは為す術も無い。彼の出来る範囲で仲間を支えていく。
物語的にもスーパーマンに傾斜した内容だった。地球人クラークとして育ててくれた父や母が登場し、新聞記者として働く場面も…
1つの映画で描くには、バットマンもスーパーマンもそのバックに物語がありすぎる。
ここは1つ、ベン・アフレック版バットマンのエピソードを1本挿入しておくべきだったように思う。
ひたすら体を鍛え、社長でありながら、仕事してる場面もほとんどなく、いくつか闇の仕事を捌くシーンが挿入されるが、「正義」への思いにうなされてしまい、なんだかよく分からないバットマン。
スーパーマンとは違う正義へのスタンスに自分が追い込まれていく様も、もう少しじっくり観たかったし。
クリストファー・ノーラン監督版のバットマンはどちらかと言えば、バットマンとしての苦悩に焦点を当てていたので、その流れを汲んだベン・バットマンを観てから、別な映画で共通の敵に対峙して欲しかったなぁ。
悪役総決起映画の公開も控えてるから、そんな時間の余裕は無かったのかなぁ。
ちょっと走り過ぎ、急ぎ過ぎ感のある内容だったのが残念。監督はザック・スナイダーで「マン・オブ・スチール」の流れのまま本作に突入した感じだから、どうしてもスーパーマンの映画になっちゃうのは仕方ないか。
ただし、敵と戦うシーンはもうド派手な演出で、物語もクソも無い感じ(言葉悪くて、ごめんなさい)。これはこれで、楽しめるんだろうな。確かに観終わって、肩凝ってた(•́ε•̀;ก)💦力入れて観てた証拠(笑)
丸の内ピカデリーで観たので、2階の最前列を取ったんだけど、1階を見下ろしてみると前列5列目くらいまではほとんど空席。1階は後ろの観やすい席から埋まっていったんだろうな。2階席はほぼ満席だった。話題作ならでの結果かな。2階があんなに埋まってるのは初めて見た。
と言っても、昔ながらの上下階劇場がどうも苦手で、他の劇場で観られる映画はそちらで観てたから、話題作をピカデリーで観ることがほとんどないのは悪しからず(汗)
コミック・ヒーローが2人、いや3人並び立つ様は好きな人にはたまらない映画だと思う。
とりあえず、少しだけどヒーローの苦悩と愛も描かれる。ただ、スーパーマンって、敵と戦ってる最中でも、彼女のピンチ・レーダーが作動すると戦いほっぽらかして彼女を救いに行っちゃうのは地球を救うヒーローとしていかがなものかと思いました(•́ε•̀;ก)💦
まぁ、あまりにも私の期待値が高すぎて、満足度の点では今一つ(笑)。
スーパーマンは宇宙人で、バットマンは地球人ってか人間。「ドラゴンボール」で言えば、「悟空 vs クリリン」なワケで、同じ土俵では戦えないよなぁ(¯―¯٥)