今日も徒然、中洲日記

ほどほどに映画が好き。ほどほどに食べることが好き。日々気づいた事を綴ります。

韓国ドラマ「ボスを守れ」


「キルミー・ヒールミー」でその演技力を見直しちゃった(どこから目線?)チソンssi主演ドラマ。


ヒロインはチェ・ガンヒssi。このドラマの頃は、ガンヒちゃんはいろいろ出てた気がするけど、最近はあんまり…


今、BS11で放送してる「Heart to Heart」に出てるのを見て、物凄く久しぶりに見た感じなんだけど、結婚でもしたのだろうか?


素敵な女優さんで、美人というより可愛らしい女性。そして、チャン・ナラちゃんと一緒で、物凄い童顔女優さんなのだ。


ガンヒちゃんは今回のようにイキイキとした元気な役がお似合いだけど、そろそら年齢的にもう少し大人の役に移行するのかな?


さて、お話はチソンくんは財閥3世の御曹司くん。ホントにそういう役が似合うわね(汗)


でも、ただの金持ちというわけじゃなく、大きな家で寂しく成長した(よくあるパターンだな…汗)たった1人の後継者。


財閥の後継を巡り、仕事が出来、かなりイケメンの従兄弟と親絡みの無理矢理な競争に駆り出され、子供の頃は仲良しだったのに、今や従兄弟同士で同族グループの本部長職に就き、互いに睨み合いながらギスギスとした日々を送っている。


従兄弟への競争心に煽られながら、主人公ジホンに対抗意識を燃やすのはムウォン(JYJのジェジュンssi)。彼の出てるドラマも何本か見てるけど、このドラマが1番良かったかなぁ。カッコいいし、優しいし。


こうした対抗意識丸出しの従兄弟の前に登場したのがヒロインのウンソル。そこに割って入るのが、ワン・ジヘちゃん演じる従兄弟の幼馴染みナユン。


財閥が登場し、ラブストーリーで、しかも主人公に昔から恋心を抱く幼なじみが出てくると韓国ドラマ特有(財閥じゃなければ、日本でもよく見るパターンね…汗)のドロドロ模様を想像しがちだけど、このドラマはちょっと違うのね。


まず、従兄弟同士の2人が自分たちの住む世界をおかしいと思ってること。なんとしても、自分だけはそこから這い出したいと思ってること。そして、恋敵として登場する幼なじみが失恋に対して意外にカラッとして、ヒロインの世界に踏み込んでくること。


これは、このドラマのキャストが役のイメージに近いカラッとした雰囲気を醸し出してるから可能だったのかも。


ガンヒちゃんはヒロインだから余計にドロドロしてないし、彼女自体悲しい境遇も明るく一生懸命乗り越えちゃう雰囲気を持ってるし、敵役のジヘちゃんがなんと言ってもカラリとしてるのだ。


彼女は「個人の趣向」でもヒロインの恋敵で登場してたけど、バチバチと火花散らしてハッキリと文句言ったりする役で、今回もそうだけど、ウジウジした雰囲気が無い女優さんなんだよね。


そんなワケで、財閥が原因の身分違いの恋も特にドロドロした哀しい結末にならず、むしろ、財閥としての立場にしがみつく親世代に対して、子供たちの世代は自分らしく生きられる世界を求めてる姿が描かれる。


主人公の恋がなかなか進展せず、上手くいかないのは当事者たちの意地の張り合いも大きな要因だったりする。


それでも、財閥御曹司ジホンは、自分の目を覚ましてくれたウンソルをどこまでも愛してる。2人の恋愛を反対した父親が社会的に苦しい立場になった時、彼は財閥の娘との見合いを勧められるのだが、それをきっぱりと断る。


父親に認められる道を模索する彼は、まず仕事で父親に認めらられるようにとウンソルに彼女との恋の休業宣言をする。


(๑˙―˙๑)?恋の休業宣言?


仕事に打ち込むためとはいえ、彼女と連絡も断ち切って…蛇のナマ殺し…汗


金持ちで、普通の庶民が悩むようなことで立ち止まることがない彼にとって、そんな都合の良い言い回しでウンソルの心を傷つける。


これなら、別れようって言われた方が余程心が楽。まぁ、ジホンは彼女の心を繋ぎ止めるだけの自信があるのか、ちょっとね。


身分違いの恋で盛り上がるけど、親や様々な状況で別れるというパターンはもう何度も見たので、ちょっと毛色が違ってはいるけど、これは女の方が辛く苦しい恋愛だわ。


とりあえず、ジホンはウンソルの気持ちを大切に思ってくれてはいるみたいだけどね。


韓国ドラマで恋愛を描く時に必ず通る道が、親の承諾。目上の親世代に対する圧倒的な序列があるよね。親の言うことは絶対みたいな…


日本だったら、親に反対されても、今やあんまり障害にはならないでしょ?


もちろん、親がガチで権力を振りかざすご家庭もあるかと思うけど、うちなんか息子はタメ口だもん(^▽^;)


そういう意味では、ジホンとウンソルは、紆余曲折あったけど、結局好きな人はあなただけという互いの気持ちをしっかりと確認しあって、ジホン父の承諾を得るまで頑張った。正々堂々と王道を行く恋愛だった。


そこがとってもスッキリとした感触で、こんなハッピーエンドは無いとは思いながらも楽しく見られた。


よく見る財閥の身分違いの恋の行方。いろいろと恋の行く手を邪魔する出来事もパターン通りにいくつか登場するけど、悲観的にならずに見られて良かったな。多分、役者さんたちの持つ雰囲気によるところが大きいように思うけど*´▽`)b


楽しませていただきました(*´∀`)♪