今日も徒然、中洲日記

ほどほどに映画が好き。ほどほどに食べることが好き。日々気づいた事を綴ります。

韓国ドラマ「ゴールデンタイム」


私みたいなテレビ大好き人間の思う「ゴールデンタイム」は夜7:00~9:00のこと(^▽^;)でも、医療の世界では違う意味があるらしい。


救急医療における受傷後6~8時間迄のことを言うらしい。その間にどんな処置を受けるかでその後の回復度合いに違いが出る、まさに金のような貴重な時間。


医大を出て、インターンとして大病院に勤務し始めた医師の卵たちのお話。


舞台は救急医療の窓口である救急医学科。その一部を借り受け、事務所を持つ外傷外科。その世界のエキスパートである教授が1人で切り盛りしてる部署だが、各科にとってはその後の症状を左右する「ゴールデンタイム」を担う貴重な部署でもある。


各科との病院内部の力加減の微妙なやり取りやインターン、レジデントなど、医師たちの置かれた立場も絡めて、韓国版「ER」と言えるドラマ。


主演はイ・ソンギュンさんとファン・ジョンウムちゃん。2人のインターンを時に厳しく時に優しく指導し、たった1人で外傷外科を切り盛りする教授にイ・ソンミンさん。


医療現場の過酷さもさることながら、病院内の権力闘争みたいなのも描かれてて、見応え十分。


ソンギュンさん演じるイ・ミヌは成績は優秀だけど、厳しい医療現場に立つより、漢方医を選ぶ。でも、医師には違いないから、先輩から頼まれて時間外診療のバイトをしたりする。


楽なバイトのはずが、瀕死の状態で運ばれた子供に対処が出来ず、やっと辿りついた救急病院で自分の力の無さを痛感する。


そこで、出会った外傷外科の教授の言葉で目が覚めた彼は医療現場でのインターンから始めることに。


そこで出会った医師、インターン仲間、そして、治療に立ち会った患者達を通して、彼は大きく成長していく。


元々漢方医として患者に接していた彼だが、外科治療の現場では知らないことが多く、1つ1つをメモに取り、熱心に学んでいく。


彼には病院内の力関係なんてまるで関係がない。だから、各科長たちの駆け引きなどお構い無しに自分の上司である教授に判断を仰ぐし、処置を依頼する。


その患者第一の誠意ある姿勢が、若手レジデントたちの信頼を得ていくのだ。


頭の堅い年長者にはウケが良くないが、実力を公平な目で見極めるレジデントたちはなんだかんだ言いながら、彼をサポートしていく。


病院を取り巻く環境も大きく変わり、消防ヘリの導入で外傷患者受け入れの時短を図ったり、外傷外科のスペースを個別に用意することが決定したり…


そうした貴重な経験をふまえ、ミヌは将来外傷外科医として、さらに成長するため、教授の推薦を受け、ソウルの先進病院へレジデントとして旅立つところで、終わり。


病院内の様子や患者を救うための医師たちの姿など、見入ってしまう濃い内容だった。


女性インターンとして、ジョンウムちゃんも登場するけど、恋愛方面に走らず、同じ道を目指す大切な仲間として描かれていく。これが良いな、うんd('∀'*)


見応え十分で納得のドラマでした。