今日も徒然、中洲日記

ほどほどに映画が好き。ほどほどに食べることが好き。日々気づいた事を綴ります。

韓国ドラマ「Heart to Heart」


久しぶりにチョン・ジョンミョンssiの主演ドラマを楽しみました。彼のドラマで印象的なのは「シンデレラのお姉さん」。何度リピートしたことか(笑)


BS11での放送を見ました。オリジナルは全16話ですが、テレビ用の再編集らしく、全20話。最近、このパターンが多いよねぇ。


カット部分は確かに少なくはなるけど、本来の編集とは違うところで切るとお話の流れ的にどうなのかとは思うけどねぇ。


レンタルすればノーカットに近い形で見られるのかと思うけど、そうもいかない。レンタル版は枚数を増やすためなのか、再編集版で構成されてる場合も多い。韓国ドラマ好きの心を弄んでるよ(●`з´●)あはははは


というワケで、この度はおとなしくテレビ放送を見ました。


ジョンミョン君の恋のお相手は、チェ・ガンヒさん。相変わらず可愛いお顔。その彼女が重度の赤面症で家に籠りがちな生活をしている。以前、泥棒にあって(あぁ、もう記憶が怪しい)世話になった刑事さんに片思い進行中。


得意のお料理を刑事さんの家まで届けるのだけど、とにかく人と関わるのが苦手だから、おかずをパックに入れて彼の部屋の前に置いてきてしまう。


そんな彼女はホンドちゃんというお名前で、いじらしいことこの上ないのだけど、忙しい刑事さんに「よく眠れましたか?」と労う一言を伝えたい。でも赤面症でムリ…


そこで、精神科でカウンセリングを受けることに。その医師がジョンミョン君演じるイソク。


実はテレビのカウンセリング番組で人気のイソクなのだが、狭い病室で患者と対すると苦しくなって平静を保てない。


そんな彼だが、病室にホンドがいるとその症状が収まるのだ。なぜだろう?でも、イソクはそのことを自覚してたので、治療費をタダにするからとホンドに病院の雑用を任せることにする。そうすれば、毎日ホンドを近くに置いとけるもんね。


まぁ、この辺りが金持ちの息子の上から目線野郎ってとこなんだけど(汗)


おばあちゃんとつましく生きてきたホンドと何不自由なく大きな家で育ったイソク。2人には共通点などまるで無いようだけど、実は互いに心の中に大きな傷を抱えていた。


幼い頃の記憶。もう既にあやふやになりかけている記憶。その中に2人の接点があった。ホンドはあまりに強烈な体験だったので、すっかり心の奥底に閉じ込めてしまい、記憶を失っていた。


それは、イソクの兄であるイルソクの死と関係した記憶。イソクの家族がバラバラになったきっかけの事件でイルソクは亡くなった。


その後に生まれた妹は、バラバラになった家族の中で、兄イソクの優しさだけを頼りに生きてきた。イルソクを失ったことで、家を出た父親、心が壊れた母親。それらを全て気遣いながら、イソクは成長した。


家族の犠牲になったイソクを哀れんでいる妹。だから、イソクのことはとても大事にしているし、信頼している。


こんな形で出会ったイソクとホンド。最初は互いにその気もなかったのに。


気づくと大切な存在になっていた。


でも、でもね。兄イルソクが死んだ火事の原因がホンドの火遊びだったと…


イソクの家で家政婦をしていたホンドのおばあちゃん。小さなホンドにとって、イルソクとイソク兄弟は大切な遊び相手だった。


たまたま、庭の倉庫でかくれんぼをしていた時に倉庫が家事になり、そこにいたイルソクが死んだ。倉庫の近くにいたホンドが手にしていたのはマッチ箱。家事の原因はホンドの火遊びとされ、警察の調べもあやふやなままおばあちゃんは解雇された。


その後、おばあちゃんはホンドの名前を変え(小さな頃はヨンジという名前だった)、ひっそりと暮らしていくのだ。


ヒドい赤面症のためにホンドはおばあさんに変装して、おばあちゃんのように家政婦として働いていた。そうすれば、なんとか働けるし、働かないと食べていかれないもんね。


変装しない時はバイクのヘルメットを被って出かけるしかないホンド。


イソクはホンドをからかいながらもしっかりとフォローし、彼女の赤面症を少しずつ治していく。2人の絆がしっかりと結ばれていく過程で、過去の事件の真相に行き着く。


兄の死に心を痛めていたのは、ホンドだけじゃない。兄が隠れたドラム缶の蓋に重しをしたのはイソクだ。兄ばかり可愛がる母への複雑な思いがそうさせたのだ。


心の傷を互いに支え合うことで乗り越えようとした矢先、もっと衝撃的な事実が判明する。


ホンドの初恋の刑事が23年前の火事の資料から火元はマッチでなく、ライターだったと見抜く。イソクの両親が夫婦喧嘩をした結果、倉庫に逃げ込んだ妻を脅すために父親が火の点いたライターを投げ込んだのだ。


自分の不始末で息子を殺してしまった父親。その父親の嘆きをなんとしても癒してやりたかった祖父は、たまたまマッチ箱を手にしていたヨンジに罪を擦り付けた。


倉庫に逃げ込んで、火事に巻き込まれた母親は気を失って救出されたのだが、前後の状況から、夫が火を放ったと当然ながら知っていたはずだ。


それでも、自分たちが息子を殺してしまったという罪の意識から逃れたいがために、まだ6歳だった小さなヨンジに罪を被せ、素知らぬ顔をして生きてきた。


なんて酷い大人たち。その事実を知ったイソクや妹は、ホンドにどれほど詫びても許されるはずもないと、自分の家族がどれほど恥ずかしい人間なのかと深く傷つくのだ。


子供たちがどんなに傷つこうが、大人たちはそう簡単に変わらない。だから、ホンドは決意する。イソクの心の傷は自分が癒すのだと。だから、勇気を出して、彼の手を取り、怖くて仕方なかった人混みへ踏み出すのだ。


ヘルメットも脱ぎ、昔からの夢だったパン屋さんのアルバイトにも就く。


酷く身勝手な大人たちに翻弄された子供たち。深く傷ついた心を互いに寄り添って癒していく未来が見えたところで、The END。


2人の笑顔で終わって、本当に良かったわ。


そして、最終回のお楽しみがなにより嬉しかった。ホンドが勇気を出してアルバイトを申し込んだパン屋さんのオーナーがチェ・ダニエルssi*´▽`)b笑顔が最高‼まさか、こんなとこでご登場とは(o^^o)


困難を2人で乗り越えようという姿が素敵だった一風変わったラブコメでした。コメディじゃないとこもいっぱいあったけどね(−−;)