今日も徒然、中洲日記

ほどほどに映画が好き。ほどほどに食べることが好き。日々気づいた事を綴ります。

久々にお家で映画(ง •̀_•́)ง


先月半ばから、親知らずの抜歯と奥歯の治療のため、ダメージが大きくて、家で休んでることが多いので、久々に韓国ドラマにどっぷりハマってた。


でも、そろそろ見たかったドラマも見終わったので、映画に方向転換。


で、この度は、治療のために打った麻酔が切れるまでの間に2本‼


韓国映画の「鬼はさまよう」と「ゴシップサイト 危険な噂」


「殺人の告白」、「悪魔は誰だ」のキム・サンギョンssi主演の「鬼はさまよう」


こちら、劇場公開はこれからかな?ヒュートラ渋谷かシネマートかカリコレの特集上映作品の1つだと思ったなぁ。記憶があやふや(−−;)


私は一足お先にWOWOWのジャパンプレミアで見ました。


暖かいハートの持ち主で猪突猛進な感じの刑事役がサンギョンさんにぴったりだ。


連続殺人犯に妹を殺された刑事。妹の夫は、自分の手で犯人に復讐するために犯人と同じ刑務所に収監中の男に取引きを持ちかける。


そして、自らの手で犯人の命を奪おうとした時、犯人の逆襲にあい、命を落とす。


妹が死んでから、地獄に落ちた義弟を救えなかった兄。個人的な復讐に走る彼を仲間であるはずの警察は狙撃対象にする。いくつもの銃口が彼に狙いを定めるなか、絶望的な終わりを知る刑事。


連行されていく犯人の背に彼は後輩から奪った銃を向ける。


殺人鬼が登場する映画では犯人を追う警察や被害者遺族を主人公に「追い詰める」作品が多いけど、この映画は被害者の遺族の「無念」に焦点が当てられている。


義弟が取引きをを持ちかける相手も信頼した仲間に裏切られ地獄に落ちた人物だった。この人物は、普通の被害者遺族と並べて考えることは出来ない部類の人ではあるんだけど…


ラストがなかなかです。内容的には「事件」そのものにどっかで見たなって印象を持ってしまう感じだけど、ちょっと味付けが違ってました。こういう映画を作ったら、韓国映画界はホントにハイレベル。バイオレンス描写は結構キツいですが、面白い作品。


次は「ゴシップサイト 危険な噂」。これは、キム・ガンウssi主演。


東京国際映画祭との連動企画で、毎年秋に四ツ谷の韓国文化院で開催されていた映画上映会で上映され、その後、どこかで期間限定上映したような記憶。これもあやふや(−−;)


文化院での上映会は抽選で外れちゃったので、「ゴシップサイト」は見られなかったのね。「最後まで行く」は見られたんだけど。去年じゃないか、一昨年だったかな?


やっと、見られたわ。


時々韓国ドラマでも登場する芸能人や財閥のゴシップを発信する「チラシ」が問題の発端。


その「チラシ」って、日本の折り込みチラシや映画チラシのように紙に印刷された物じゃなく、ネットで流通する物みたい。ドラマで描かれてたのは誰でも見られるネットの情報サイト的なものだったけど、どうも違うみたい。


お国柄というか、ネット社会が進んでる韓国ならでは話。


とある女優さんが、有力議員と交際しているとチラシに掲載され、その噂に悩み自殺する。彼女をそれそこ最初から育てたマネージャーは失意のドン底に。


そして、自分を信じてついてきてくれた大切な女優さんを自殺に追い込んだ犯人を突き止めるために、自分も「チラシ」の世界に足を踏み入れる。


彼が独自に調査する中で、力を貸してくれる仲間もでき、自殺とされた女優の死には、土地開発業者と手を組んだ悪徳議員との裏取り引きが関係していたことが判明する。


巨大な悪に立ち向かったマネージャーの、ある意味こちらも復讐物語。


人の死が発端ではあったけど、「ゴシップ…」の方が後味は悪くなかった。


こちらもテンポ良く、登場する俳優さんたちも演技派ばかりで安心して見ていられた。なにしろ、アン・ソンギ先生がご出演。こちらもバイオレンス描写はちょっとキツい。韓国映画の定番だな(~_~;)


でも、面白かった。


そうそう今回の映画、どっちも犯人がパク・ソンウンssiでした‼「鬼は…」で演じる殺人鬼みたいな役って、彼は上手いです‼独特の雰囲気ある俳優さんで、どちらかと言えば、悪役が似合う人。


中年の魅力に溢れた大好きな俳優イ・ギョンヨンさんも悪役やってる時の方が凄みもあって良いのよねぇ。


今回も韓国映画の凄さに頭を垂れる私です(ง •̀_•́)ง