今日も徒然、中洲日記

ほどほどに映画が好き。ほどほどに食べることが好き。日々気づいた事を綴ります。

SCOOP!


渋谷ヒカリエのヒカリエ・ホールで開催された完成披露プレミア試写会なるものに参戦してまいりました。


当日は大根仁監督と福山雅治さんはじめとする主要キャストの舞台挨拶もあり、場内は変な熱気。


しかも、ホール内にスロープは無く、全くのフラットな場所に椅子が並んでる状態なので、前列に座高の高い人や鑑賞マナーの悪い人が座っちゃうとスクリーンが半分以上見えないという悲惨な鑑賞環境(T^T)


私の前にはマジで座高が高く、福山君を必死に見ようと前のめりになってる女の子が座ってしまった。上映前に行われた舞台挨拶は別に見られなくても構わないけど、試写会に来てるんだから、映画が見えないと話にならない。


最初我慢しようかと思ったけど、あまりにまわりを考えないマナーの悪さ。仕方ないから、「背もたれに背中をつけて見てください」と頼みましたよ。


頭が被ることは多々あれど、ストーリーを追える程度には見えるようになったので、ほっとした。


会場のチョイスをもう少し考えてほしいな。でも、これは東宝からすると、映画を見せる試写より完成披露のイベントで、試写はオマケみたいな感じなのかな。


諸々気になること多々あれど、とりあえず本編。


原田真人監督「盗撮」のリメイクだとアナウンスがあったけど、オリジナルを知らない(汗)…


かつては報道スクープをものにしたこともあるカメラマン。今では、愛車を相棒に「中年パパラッチ」と呼ばれ、芸能人やスポーツ選手のスキャンダルを追っている。


そんな落ちぶれちゃった彼に、かつての職場の雑誌編集者から新人記者の教育を頼まれる。


何から何まで常識外れのカメラマンに唖然とする新人記者だが、大物狙いの現場で鍛えられ、先輩カメラマンの力量を知る。


2人のコンビは次々とスクープをものにし、雑誌の売上げも右肩上がり。


そんな時、今ではスキャンダル写真とグラビアで部数を稼いでいる雑誌の状況に風穴を開けたい編集部で、連続レイプ殺人犯の現在の顔写真を掲載しようと持ち上がる。


現場検証の場に陣取る記者たち。やさぐれカメラマンや先輩記者の突飛な策略で厳重な警備のスキをつき、新人記者が犯人の顔写真を撮ることに成功する。


いくつもの仕事を共にし、カメラマンに心をゆるした新人記者はベッドを共にする。そして、カメラマンが今の道を目指したきっかけを知る。


記者として、さらに一歩踏み出そうとしたその時、彼らの運命を大きく変える電話が…


カメラマンとは昔からの仲で、情報屋として、スキャンダル写真のネタ元となっていた男が、離婚した妻と暮らす娘に会いたいと騒ぎ始めて大事件を起こす。


友人として、情報屋を説得しようとするカメラマン。娘を解放させたが、警察に囲まれて身動きがとれなくなる。


目の端に、先回りしてカメラを構える新人記者を見つけたカメラマンは自分の行き詰まった人生を賭けて、最後のシャッター・チャンスを演出する。


ラストは確かに衝撃的ではあったけど、ああなるのなら、もう少し時間尺の配分を気にかけてほしかったなぁ(汗)


前半のパパラッチ快進撃は確かにテンポがあって、面白かった。そこから、報道に目を向けた方針に向かっていくのは良いとして、途中にいろんなエピソードを盛り込んでるのがちょっと詰め込み過ぎな感じ。


肝心のカメラマンと情報屋の繋がりがはっきりしないし、後輩新人記者との恋愛模様はいらないから、事件に目を向けてほしかったなぁ…と思う。


そんなところを削ってたら、もう少し尺も短くなっていったのに。2時間がもっと長く感じた(>_<;)


連続殺人犯の顔写真を掲載するまでで十分長かったので、もう終わりかと思った。でも、ラストにあの場面を残してたから、まだ続く。


福山君が大好きな人なら、見てるだけで楽しいはずなので、OKなんだろうけど、そうじゃない、映画を観る人には少し長い。


最後に生福山はカッコ良かったです。