今日も徒然、中洲日記

ほどほどに映画が好き。ほどほどに食べることが好き。日々気づいた事を綴ります。

私的映画ベスト 2016


さて、年も明け、昨年劇場鑑賞した映画の中で、私なりのベストを選んでみたいと思います。


劇場鑑賞は112本。うち邦画は10本程度なので、洋画と邦画のそれぞれでベストを決めるのはかなり無理があります。


基本的に邦画がベスト10に入ることも無いので、私のベストは洋画に限ったもののような形になっていました。


でも、2016年はちょっとだけ、いつもと違う結果になりました。というのも洋画好きの心を大いに揺さぶった邦画を観たから。


ということで、2016年は試写会を含む、洋画邦画問わず、劇場鑑賞映画を対象にしたベストで選んでみたいと思います。


毎度のことながら、あくまでも私の主観によるものなので、いろいろとご意見あろうかと思いますが、ご容赦くださいませ*´▽`)b


(1)シン・ゴジラ

 →とにかく、凄いものを観たなって思ったし、ゴジラ登場に日本が国を挙げて対処していく行はスピード感があって、夢中で観てた。

(2)シング・ストリート 未来へのうた

 →若い10代の子供たちの夢に賭ける思いが、なんとも爽やかで、無謀な挑戦にも拍手を送りたくなった。かつて夢を追ったお兄ちゃんが主人公を送り出すラスト、最高!!

(3)心に剣士を

 →第二次大戦後、エストニアにフェンシングのクラブを作った元フェンシング選手の実話から。子供たちの輝く瞳が特に印象に残る。静かに胸をうつ。

(4)ハロルドが笑う、その日まで

 →ハロルドじいさんに訪れる残念な出来事の数々。でも、おじいさんは反骨精神を発揮して立ち上がる。災い転じて福となる話。

(5)手紙は憶えている

 →老い先短いおじいさんが、かつて、自分たちの家族を収容所へ送ったナチスの兵士を見つけ出すために老人ホームを抜け出す。結末はあっと驚く展開で哀しい。

(6)ディーパンの闘い

 →内戦下の国を出て、新天地で新しい人生をやり直そうと偽装家族を得た男の再生の日々。ラストは夢かうつつか…

(7)湯を沸かすほどの熱い愛

 →出演者がみんな適役。子供たちが本当に子供らしく、いじらしい。ラストでタイトルの持つ深い意味を知る。

(8)われらが背きし者

 →全編、スパイ物ならではの緊張感が張り詰めっぱなし。スパイ物だけど、ストーリーがわかり易い。誰しも家族を思う気持ちは変わらない。

(9)ヒトラーの忘れもの

 →年末に公開されるにしては、シビアな内容。ナチスが残した地雷撤去作業をドイツの少年兵に担わせたデンマークの実話から。救いのない日常が苦しい。

(10)イレブン・ミニッツ

 →何の関係性も無い登場人物たちのそれぞれの11分。11分後に全てが繋がっていく。その結末に驚かされる見事なまとめ方。


こんな感じです、私のベスト10。もっとたくさん鑑賞してる人からすると、まだまだかもしれないけど(^▽^;)


その他、良かったと思う映画もたくさんありました。一応、?〜?と順位をつけましたが、どれも差が無くて、全部良かった。


(11)リトル・ボーイ 小さなボクと戦争
 →日本人には辛い表現もあるが、少年の優しい心にホロリとする。

(12)ボーダーライン
 →テロを制圧する特殊チームの緊張感溢れる作戦の顛末。疲れるほど緊張する

(13)ハドソン川の奇跡
 →奇跡はなぜ起きたか?実際の飛行機の不時着事故を映画化。簡潔にまとめられた秀作。

(14)幸せなひとりぼっち
 →堅物な頑固じいさんが人との繋がりを得て生きる希望を見出す。

(15)みかんの丘
 →同時公開の「とうもろこしの島」同様、内戦下での普通の人々の暮らしにスポットを当てる。

(16)ロイヤル・ナイト 英国王女の秘密の外出
 →第二次大戦勝利の夜、街に出て人々の喜びや生きる姿に触れたエリザベス女王の若き頃のエピソードが元ネタ。凛とした佇まいの主人公が美しい。

(17)ダーク・プレイス
 子供の頃、家族が殺され、1人生き残った少女。自暴自棄になり、笑いを忘れた彼女が事件の真実を知る。哀しい偶然の惨殺事件。

(18)ローグ・ワン スターウォーズ・ストーリー
 →映画第1弾「SW ep.4」へ繋がる前日譚というか、10分前の話。こういう前段があって、現在に繋がるという説得力あるお話。

(19)スポットライト 世紀のスクープ
 →教会が隠蔽した児童虐待の真実を追う地方紙の記者達の奮闘と挫折。世間の厚い壁をぶち抜いた誠意ある記者達の行動が素晴らしい。

(20)キャロル
 →我が子を愛する女性とデパートの女店員。自分が本当に愛する人が女性だった2人の最後の選択が爽やか。


掘り出し物と言ったら、失礼だけど、思いのほか面白くて、お得感のあった作品として…

「メン・イン・キャット」
 →大企業の社長がなぜか猫に。猫の動きが最高!!

MERU/メルー」
 →メルー峰登頂までを追うドキュメンタリー。山岳カメラマンもここまで行くと想像の範疇を超える。なぜ山に登るのか?彼らの姿から答えが見える。


以上のような結果です。面白かったというより、じんわりと感動がやってくるタイプの作品が多かった気がします。


そして、知らない世界の現実を知るタイプの作品も多かったかな?ある意味、ショックを受けた作品というかな?


今年も映画を楽しみたいです。ただ、年々、物理的に劇場に足を運ぶ時間も少なくなってきて、映画を観た後お買い物して…なんて時間もなくて(涙)


まぁ、公開後お家でゆっくりWOWOW&DVD鑑賞して楽しむのも一興。


ということで、これで本当に昨年のまとめが終わりましたぁ~~~(´∀`*)


今年ものんびりマイペースで、徒然日記を更新していきます。また、よろしくお願い致します。