今日も徒然、中洲日記

ほどほどに映画が好き。ほどほどに食べることが好き。日々気づいた事を綴ります。

皆さま、ごきげんよう


今年最初の劇場鑑賞は岩波ホールで上映中の「皆さま、ごきげんよう」。仕事始めのこの日、さすがに映画館も空いてるだろうと駆けつけてみたら、それほど空いてるワケでもなく、岩波ホールの底力を見せつけられました(汗)


年末にかけて、変わり者のおじいちゃんやおばあちゃんの映画が相次いで公開され、こちらもその流れに近いかな。


でも、ちょっと違うのは監督さん。イオセリアーニ監督は独特の作風らしい。それが、合うか合わないかの問題も大きいな。


しっかり起きてたつもりなんだけど、気づいたら、寝落ちみたいな事を…(汗)


冒頭のフランス革命当時の貴族のギロチン・シーンに始まり、戦争中の兵士による略奪風景は何を意味するのか。


本編は現代のパリ。兵士の略奪をイメージさせるローラースケート少女たちのスリ軍団が街ゆく人の懐を狙う。


どんな時代にも平気で悪さをするヤツがいる。そして、たいして反省も無い。


そんな、時代こそ違え、人間には「悪」の側面が厳然と存在することをまず訴えてくる。


その後は、戦争中に略奪をしてた兵士たちのリーダーに似た白い立派なあご髭をたたえたおじいさんが登場する。彼にはケンカするほど仲が良いおじいさん仲間がいる。


一癖も二癖もある彼らの日常が、ユーモアとは簡単に笑えない程度のブラックさ加減で描かれていく。


でも、全体を見ていくと、人を傷つけたり、人を見下したりと、いろいろと悪さをしたヤツにはそれなりの結果がやってくるように描かれてる気がする。


あり得ないようなまさかなことも普通の出来事のようにサラリと描かれてたり、ちょっと過剰なブラック表現だったり、人の日常は、笑っちゃいけないけど、笑ってしまいそうな出来事に溢れてると言ってるようだ。 


いろんな人々が登場してくるが、その関連性がよく分からない(汗)いろんなエピソードが一遍に登場してくるわりに、結末で連動してないというか…う〜ん(๑• . •๑)??


ちょっと、私には難しいな。。。(大汗)