今日も徒然、中洲日記

ほどほどに映画が好き。ほどほどに食べることが好き。日々気づいた事を綴ります。

ちょっと今から仕事やめてくる


久しぶりに「スニーク・プレビュー」に当選し、映画会社の試写室に。


でも、ちょっと面白かったのが、映画についてのコメントはOKだということ。それ以外に口外厳禁なことがあったので、作品自体へのコメントはOKだそうです(汗)そこで、一応今の段階での感想を。


公開は5月末。同じ時期の東宝の公開作に「追憶」や「忍びの国」があったので、そっちが当たればなぁ〜と思ってた。だから、会場で作品を知った時には正直ちょっと残念だった。


でも、映画としては、成島出さんが監督さんだし、かなりちゃんとした映画だった。


原作小説があるらしいので、読んだことがあれば、判断材料もあるけど、それも無いので、純粋に楽しみました。


119分の作品だけど、ちょっと長く感じた。もう少し、端折れるところは端折ってくれたら、印象は違ってたかなぁ。とにかく「長い」が1番の感想。途中から全く違う話になっていくので、そちらに重点を置くなら、前振りは前振りなりに…って。


ブラック企業で身も心もズタズタになって働く青年が、偶然出会った男と交流を重ねる中で、自分自身を見つめ直していくお話。


過酷なサラリーマン生活。田舎の両親の元を離れ、とにかく田舎暮らしに戻りたくない一心でなんとか就職するが、自分のやりたい事も何も考えたことなどなかった青年、青山。


追いつめられていく毎日。ふと、死んでしまっても構わないとの思いが頭をよぎった時、自称「昔の同級生」ヤマモトと出会う。


とにかく前向きなヤマモト。彼と話すうちに青山は仕事に前向きになり、追いつめられた状態から少しずつ活路を開いていく。


でも、彼の思いとは裏腹に彼のまわりには悪意が満ち溢れてる。結局、なんとか立ち直ろうとした青山はさらにドン底へ。


屈辱まみれの彼が、ギリギリの状況でも、自分のせいだからと人に頭を下げる姿を見て、彼はきっと愛されて育ったに違いないと思った。まさにそうだったな。田舎のお母さんのある一言にホロッときた。感動したと言えば、唯一そこだけだったけど(汗)


同じ年頃の息子を持つ身としては、田舎のお母さんの発する一言が1番胸を打ったけど、私はこのお母さんほど愛情に溢れた母親ではないなとも思った(汗)


深い愛情に守られて育ってきた青年が、早くに両親を亡くし、自らの力で生き抜いた青年と出会い、さらに自分と同じ悩みの前で、追いつめられて命を絶った青年の思いを知り、自分の道を見つけるために大きな一歩を踏み出す。


お話自体は、とても良いのだ。爽やかな青春ストーリーだ。ただ、ちょっと、あれこれ長い。。。


また、エンドロールの扱いが劇場版とは違うので、そこでの印象はまた変わってくると思う。


福士蒼汰くん、工藤阿須加くんが全面押しなので、彼らのファンの人たちにはさらに楽しめるのではないかな?


私は世代的に青山くんのお母さんの思いが切なかったなぁ。。。