今日も徒然、中洲日記

ほどほどに映画が好き。ほどほどに食べることが好き。日々気づいた事を綴ります。

迎賓館・和風別館に行って来た!!!




昨年、初めて迎賓館の見学に行った時、あまりの参観希望者の数に驚いたんだけど、機会があるならもう1度と思ってて。


調べてみたら、「和風別館」なる名称の建物も参観可能だと知る。ところが、こちらは迎賓館の本館と違って、ルートに沿った自由参観ではなく、ガイド付きの参観で、別申し込みだとか…


確かに外国の要人を迎えて歓迎レセプションを開いたり、お泊まりいただく場所なのだから、いろんな制約もあるんだろうなぁと妙に納得。


そこで、前回の本館申し込みと同様に参観可能期間の1番最後の期間で申し込むことに。なにしろ、先着順だから、あんまり早い時期だと申し込みが集中しちゃうじゃん。




*1今回の参観証メールが送られて来た後、集合時間などの問い合わせのために、迎賓館のホームページを確認したところ、今後の参観希望については抽選制になるんだとか。しかも、先着順参観申し込みの受付けは私が申し込んだ期間が最後だったらしい(なんて、幸運!!)。

事前の申し込みは「参観予約」であり、当日参観に来た人より優先的に参観を受け入れるということ。でも、実際には入口の荷物検査の列では、当日直接来た人に対して予約した人が特に優先権を感じることはなかった。

実はまあ、それもそのはずで、庭前の門(迎賓館の象徴のようなあのベルサイユ宮殿みたいな門)のところで、団体と当日希望者は一旦止められて、荷物検査場へ向かう西門前でしばらく待たされるのだ。あの列を見ちゃうと予約せずにはいられない(;>_<;)

今回、和風別館見学の場合は、本館横での集合時間が決められており、いったい何時に行くべきかすら手さぐり(汗)係のお姉さん曰く、遅くとも集合時間の30分前に西門に入場し、そこにいる係員に「和風別館見学」を伝えることと。

そして、伝えたら、左手に本館参観のための物凄い行列を横目に右手に案内され、直接見学へのレクチャーを受ける。そして、荷物検査の列に「すみません。和風別館参観の方を優先させていただきます」とお姉さんが声をかけ、荷物検査の列の先頭から5番目くらいに入れてくれる(1番前じゃないところが、上手い。こうするとまわりも少しは納得する。でも、私の後ろになった人は「何よ!!」って顔して睨んでたけど…汗)。




いざ、和風別館へ。空いてる時なら本館を見てまわってから、集合場所に行けるらしいけど、休日の混雑してる時は直接集合場所に行った方が良いとお姉さんからアドバイスを受け、迎賓館の案内ビデオを見た後、集合場所へ。


なんと、集合時間に遅れると和風別館には案内してもらえない!!10分前にガイドを兼ねる係員さんが声をかけてくれて、迎賓館の歴史などを話してくれる。それが終わるといざ出発。


参観予定者がどの程度来てるのか、受付の入場券売り場で把握していて(参観証を見せるからね)、その連絡が集合場所にちゃんと伝わった状態で係員さんが声をかけるので、時間に来てないと来ないものと判断されてしまい、待ってはくれないのだ。係員さんは参観予定者の名簿を持っていて、全員の名前を確認して出欠を取る。


そして、警備員さんが立ってるゲートから和風別館へ。見学には皇宮警察のお巡りさんが同行する!!


文化的なおもてなしのために使われている和風別館。要人の奥様たちをもてなすことが多いそうだ。迎賓館には無い大きな畳敷きの広間があって、外国の賓客に対応するため、掘りごたつ式のテーブルが用意されていて、会食も和風に。


昔、ダイアナ妃が日本を訪れた際に鯉にエサやりをしたのが和風別館の大広間の廊下というか縁側?お天気の日には天井に池の波立つ様子が反射してとても美しいですとガイドされて、天井を見るとまさにおっしゃる通り。この日は雲1つ無い青空だったので、最高の眺めを満喫。


館内は撮影が許可されてないので、その美しさは心に焼き付けてくるしかなかったけど…


その他、お茶室とか、お寿司や天ぷらなどを目の前で調理して召し上がっていただくのも外国の賓客には好評だとかでそういった用意ができるお部屋とか…日本ならではのおもてなし外交の最前線を見せていただきました。


和室の大きな窓から見える梅の木は紅、白あって美しく、ヒマラヤ杉は高くそびえるようで、本館の凛とした美しさも素晴らしいと思うけど、和風別館の佇まいはまさに日本的。40分ほどの見学時間があっという間に終わってしまいました。


その後、参観時間内は自由に迎賓館を見学できるので、まずは本館へ。迎賓館の見学はガイド無しで自由だけれど、注意すべきは決められた見学ルートを戻ることが出来ないということ。


後になって、あそこ見てないから戻ろうというのは認められない。係員さんがすぐにチェックして、注意される。


ホントに不思議なんだけど、何度も何度も係員さんが「壁やカーテン、調度品などに触らないで」と言ってるのに、「高そうなカーテンだ」とか「ノブ(ドアノブや蝶番は金色で豪華)が綺麗」とか言って触るバカがいる。自分1人くらいって考えなんだろうが、あれだけ美しく手をかけているものを気安く触って良いワケないってことが分からないのね╮(๑•́ ₃•̀)╭でも、そんな人が今回はいっぱいいた。日本語が分からないのかと思ったけど、触ってるのはみんな日本人だった。触った感じを家族に自慢してたりね╮(๑•́ ₃•̀)╭


今回は「朝日の間」が長期改修工事に入る前の最後の公開なので、普段は立ち入りが制限されていた窓辺まで近寄ることが出来た。あまりの混雑だったので、今回は「朝日の間」に集中して、他はサラッと…


壁に飾られた刺繍額を間近で見ることができた。前回の改修で付け替えられた物を廊下で見せてもらえたのだ。しかも直接触ってみることも。お部屋で飾られてた時はよく分からなかったけど、触れるほど近くで見せてもらうと、その刺繍の素晴らしさに驚くよ!!


今回は「和風別館」がメインだったので、本館について、庭については特に無いけど、また見学できたらよいなぁと。でも、今度は抽選だから大変かも…


いつもと違う空気を吸いに行ってみるのもいかがでしょう。


   

*1: