今日も徒然、中洲日記

ほどほどに映画が好き。ほどほどに食べることが好き。日々気づいた事を綴ります。

SING/シング


試写にて。子供が多い試写会。席取りに関しては、子供連れ故のいろんな駆け引きを目の当たりにする(^◇^;)


子供のために早く来て、前の方の席を確保した母親は良いとして、ギリギリ滑り込みの親子は、子供の席の前に大人が座らないよう、子供の前の席に荷物を置いて場所取り。。。浅ましいと言ってしまえばそれまでだけど、親の必死さをそれほど気にしてない子供は何様なのか。。。大変╮(๑•́ ₃•̀)╭


さて、本編。


かつては、町の人々の憧れの場所だった劇場。いつしか、時は経ち、劇場は寂れ、客も集まることはない。


そんな劇場を再び観客でいっぱいにしようと持ち主の主人公は歌のコンテストを企画する。そのコンテストに集まってくる動物たちのエピソードを描く。


父親がギャングのゴリラの青年は、ちょっと気が弱く、父親に逆らえない。素晴らしい歌の才能がありながら、父の命令で強盗の運転手をやらされる。


とにかく、恥ずかしがり屋の象の女の子は大きな体に反して、人前では声を出すことすらできない。


子だくさんの豚のお母さんは毎日が目の回るような忙しさ。家事や子育てで疲れた時にはつい鼻歌が。


そして、体は小さいけど、夢はデッカいネズミ君は、ちょっと見栄っ張りで、いろいろトラブってるけど、歌は上手い。


こんな動物たちが次々と登場する。


その昔、美しい歌声で世を魅了した主人公の親友のおばあちゃんは、廃れた劇場のスポンサーを頼まれるけど、ちゃんと自分の目で、そのショーの善し悪しを確認しないことには気がおさまらない。


大御所を納得させようとして用意したいろいろと奇をテラった企画がアダになり、なんと劇場が壊れてしまう。


諦めかけた動物たちだが、歌やダンスの楽しさを諦めることは出来ず、瓦礫の中でショーを始める。


後半の盛り上がりはなかなか楽しいのだけど、登場する動物たちのそれぞれの背景となるエピソードを語るものだから、前半はなかなか話が進まず、ちょっとダレるところも…


でもまぁ、全体としてはアニメーションの素晴らしさと動物たちの歌の上手さに感動する映画。


夢は諦めなければ、叶うというお話し的には王道。そして、山寺宏一さんの歌の上手さに圧倒され、「斉藤さん」はどこに?と楽しめる映画。


世界で上映されるそうだけど、やっぱり「歌」がメインになるためか、日本しか吹き替え版が認められなかったと紹介されてましたよ。翻訳への信頼と歌唱力の自信が生んだ「吹き替え版」ということでしょうか。