どれくらいぶりの日記でしょうか?1度ひいたカゼ。治りかけにぶり返し、今回はほぼ5日ほど寝込んでしまいました(涙)トータルで2週間ほど外出もままならず、ましてや映画館など人の集まる密室は怖くて、出かけられませんでした。。。
1度咳き込むと咳が止まらない状態が数日続いたのも初めてで、年齢とともに体力の低下を実感したここ数日。。。
やっと、劇場へ足を運ぶくことが出来ました٩(>ω<*)و
絶対観るぞと決めて、ムビチケを買っといた「グレートウォール」。本国アメリカでは大コケだったそうですが、内容を見るに、これは「中国映画」で、そこにハリウッド俳優が参加したって感じの作品で、アメリカでウケないのは仕方ないかなぁと。。。
ベースのストーリーは古き中国で「異界」の怪物との戦い。その戦いに向けた「人」の物語。
万里の長城に纏わる伝説の1つが、名匠チャン・イーモウの手で映画化された。チャン・イーモウは振り幅が広い監督さんだ。「初恋のきた道」など人の心を描く作品もとっても味わい深いが、「ヒーロー」や「王妃の紋章」のような人海戦術と色とをミックスさせた観る者を圧倒する「魅せる」映画も作る人。
今回は「敵」が人間ではないので、どうしても「戦い」がメインになるわけだけど、そのアクションシーンは凄まじい破壊力で迫ってきた。対して、登場人物が華やかにオールスター・キャスト状態だったので、人をめぐるそこら辺の掘り下げがサラッと終わっちゃった感じで残念ではあったかなぁ。
万里の長城を最後の砦として敵と戦う人間の創意工夫は凄いものがあった。
ブルーの戦闘服を纏い、華麗に長城から飛ぶ鶴隊の面々は女性だ。1度飛び出したら、戻れないかもしれない命の保障の無い戦いに彼女たちが飛び出すのは、そこに仲間への「信任」があるから。
こういう話は、ハリウッド映画でも戦争映画に多いよねぇ。人が戦う時、そのベースに「信頼」が不可欠なのは洋の東西を問わないのね。
マット・デイモンが、馬賊と競って手に入れようとした火薬「ブラック・パウダー」。豊富に採れる地を探して、強奪に来た彼の目的が少しずつ変化していく様はよく画がけてて、ストーリー的には無理が無い。。。と思う(((^^;)
そこはさすがの演技力だなぁ。それに、彼が」強い」のも伝わってくる。さすが、ボーン俳優(汗)
敵が敵だけにCGフル活用のゲーム感がちょっと強いけど、ちゃんと人間も描くアプローチはある。敵の造形に目を奪われてしまうので、どうしても人の物語が手薄に感じてしまうのは仕方ないのかなぁ。
私は知らない人もいっぱいいたけど、中国的にはオールスター・キャストらしいので、そこが描ききれない印象を与えられてしまったのかも。。。
アンディ・ラウの演じる軍師らしき人は説得力のあるキャスティングでした。EXOを辞めたルハンもマット・デイモンと絡む新米兵士役がぴったり。
エンドロールもキレイで楽しませてくれて、ただ、スタッフロールはやたらと長いけど(汗)私的には十分満足でございました(ง •̀_•́)ง
そうそう。。。オープニングで、ユニバーサル映画の地球マークに大太鼓の響きが重なるのは貴重かも。劇中、攻撃開始を知らせる「鬨」の音は大太鼓の音で、そのバチが芸術的にクルクル回ってるので、目を凝らして見れば、なんとヌンチャクで叩いてる(⊙_⊙)お見事!!