タイトルはいたって簡潔。そんなに寒くなかった(汗)よみうりホールで試写鑑賞。
主演はクリント・イーストウッド氏のご子息。ワイルドなイケメンです。
マルセイユを舞台に高級クラッシックカー専門の自動車泥棒兄弟のお話。彼らの話によると彼らはちょっと変わった父親を持ち、それぞれ母を異にする。2人を出会わせたのはその問題の父親で、以来2人で役割分担しながら、高級クラッシックカーを専門に盗んでいる。。。らしい。
競売で高額落札されたクラッシックカーを欲しがる顧客のために危ない橋を渡る2人。ところが、それはマルセイユを牛耳るマフィアのボスが手に入れたものだったから、さぁ大変。
2人は命を救う代わりに敵対するマフィアのボスからこれまた高級クラッシックカーを盗んでこいと命じられる。
結局、2人のボスを相手に欺し欺されの丁々発止。
ストーリーとしてはつまらないワケではないんだけど、なんだか1つ物足りなさが残るのね。
急カーブが続く山道で、高級クラッシックカーのカーチェイスなんて、凄い迫力だし、間違って落とした爆弾のために目の前の橋が崩落しかけるシーンなんて、ちょっとワクワクする。さらにはその橋の上を疾走し、崩落直前の向こう側にジャンプするところも「おぉ〜」って思ったんだけど。
最近の過激で派手な描写の連続に慣れてしまったのか、なんだかあと一歩の感じがね。小洒落た自動車泥棒の映画としてなら、このくらいで良いのかもしれないけど。
ちょこちょことクスッと笑えるシーンが挟まれる。爆弾オタクの登場シーンはそのためにあったかのような…その笑いの部分も小洒落た自動車泥棒映画の範疇かと思うんだなぁ。
派手で過激な映画ならそこら辺にいくらでもあるから、せっかく高級クラッシックカーやちょっと笑える爆弾オタクという使えるパーツが活きてたので、小洒落たセンスの良い自動車泥棒たちの映画として観たかったな。。。と思う。
サラッと楽しむのに良い映画だと思うけど。
フェラーリとかのクラッシックカー好きの方が観たら、たまらないんじゃないかな。。。レプリカだとは思うけど、その車列は美しい景色にマッチした良い風景だった。