今日も徒然、中洲日記

ほどほどに映画が好き。ほどほどに食べることが好き。日々気づいた事を綴ります。

猿の惑星:聖戦記


新版「猿の惑星」の第三弾。ジェームズ・フランコに抱かれて登場した最初のシーザーは、本作に登場する彼の小さな息子くらいの大きさじゃなかったっけ?


時の流れを感じるなぁ。シーザーの威厳もさらに増した気はするが、合わせて、年を取ったかもと感じたりもした。人間で言えば、相当の年齢なのではないかしら。


その彼が、憎しみに溢れた目で見つめるコバの幻覚で苦しむ。人間との闘いで、大切な妻と父と共に闘えるほどに成長した息子を失い、復讐の念に突き動かされたせいか。


元々、闘おうとしたことなど無い彼ら。ただ、平和に暮らしたかった彼らを排除しようと動き出したのは人間。仲間を守るために彼らは闘わざるを得なかった。


そんな繰り返しで荒廃していく世界。さらに人類は得体の知れない病に冒されていく。地球が「猿の惑星」になっていく過程が描かれていく本作。


時間的には長尺だが、それが気にならない。細かいこと言えばキリが無い。ほぼ納得のいく話だった。ただ、前作を見直してからの方が話はスッキリするかも。


ここから、あの「猿の惑星」に続いていくのかな。全部見てはいるけど、しっかり頭の中にストーリーが残ってるワケではないので、過去作への繋がりが明確にならないのがもどかしい。


だからって、全部見直す時間も無いし💦


賢く、連帯する猿たちの生き様は学ぶことが多いよね。どこまでも、仲間を守るという信念が崩れることがないリーダーを戴く彼らの世界が発展していくのは理に適ってる。


ちょうど衆議院選挙前で、様々な思惑がうごめく様子を見て、なおさらそう思う。


時代の進化として、猿たちの造形が素晴らしい。モーション・キャプチャーって言うんだっけ?動きが自然なのもさることながら、その表情はもう人間と変わることはない。そこにも生きる者たちがいるってことよね。


そうした技術的な凄さも楽しむためにはなるべく大きなスクリーンがオススメです。