今日も徒然、中洲日記

ほどほどに映画が好き。ほどほどに食べることが好き。日々気づいた事を綴ります。

アトミック・ブロンド


 
 
主演はシャーリーズ・セロン。ホントに美しくステキな女優さん。彼女の姿を観るだけでも映画館に行く価値があるってくらい、様になってます〜(^_^)v
 
 
「マッド・マックス」で見せた深い哀しさを隠し持つ、強く逞しい女性。今回もまさに。
 
 
スパイ映画って、時代と共に洗練され、いまでは「スタイリッシュ」って言葉を使って評価されることが多いように思う。本作もシャーリーズ・セロン主演だから、なおさらその線で行くものと思って観てたら、ちょっと違った。いや、だいぶ違った。
 
 
もう肉弾戦って感じで、主人公がギリギリのところでヘロヘロになりながら拳を振るう。相手を一発で仕留めることもないし、倒れた相手も余力があるかぎり、立ち上がって応戦する。
 
 
物語の舞台が、東西冷戦の象徴的存在、ベルリンの壁が崩壊する直前の混沌としたベルリンだからかな。町を行く車もなんだか古くさい。レトロね。
 
 
シャーリーズ姉さんが敵と対面し、蹴りをお見舞いする時、必ず一撃目は相手の膝下にドゴーン!!これで、相手のバランスが崩れて、次の攻撃に出る。このパターンが繰り返される。
 
 
これって、スパイの主人公の「普段からの戦い方」ってことだよ。スタイリッシュにカッコ良く見せるためにその場、その場で戦い方が変わるんじゃなくて、確立された彼女の戦い方が全編を通して一定してたことには感心した。
 
 
ホントはシリーズ化でも狙ってたのか?って思っちゃうな。それだけ、シャーリーズ姉さんのキャラが確定してた。
 
 
シャーリーズ・セロンについては、全然OKなんだけど、1番困ったのが、ストーリーの複雑さ。
 
 
主人公の女スパイはイギリスのMI6に所属してるんだけど、同僚スパイが手に入れた諜報員名簿が公になると世界中のスパイの身に危険が迫る。それを狙うのは敵対するソ連KGB、同盟国とは言え、CIAもその行方を気にかける。
 
 
そのリストを巡るスパイたちの駆け引き、暗躍。時代物の車のカーチェイスなんかは、「いくら?」って台数数えそうになった(^_^;)
 
 
ラストはスパイ映画ならではの終わり方ではあったけど、ストーリーの複雑さはやっぱりいろんな組織が普通に登場してくるせいだと思う。みんなおんなじ西洋人なので、顔の違いで認識できないし(~_~;)
 
 
綺麗なお姉さんの大活躍を観ましょう。