今日も徒然、中洲日記

ほどほどに映画が好き。ほどほどに食べることが好き。日々気づいた事を綴ります。

カンフー・ヨガ


「その出会いは今世紀最大の衝撃」なんて頭文字が付いてるから、どんな衝撃なのか、気になって劇場に行ってしまいました(^_^;)結果、さしたる衝撃は無く、安定のジャッキー・チェン映画という感じでした。ジャッキーはカンフー、インドの女性達はヨガを武器にするという衝撃。


お話自体は、インドの神話の時代の財宝探しに中国で有名な考古学者であるジャッキーが乞われてやってくるというもの。


ジャッキー一行の珍道中が画かれている。財宝のありかのヒント探しに訪れた雪山や氷に閉ざされた洞窟。また、インディ・ジョーンズのように秘密の扉を開けて見つけ出した地下の財宝。どれをとっても素晴らしい画だ。美しいし、よく出来てる。


でも、ストーリーがねぇ(^_^;)まず、なぜインドの美人博士が中国の考古学者を訪ねてくるのか分からないし、宝探しの過程で見つけた秘密の鍵がオークションに出されるのがドバイ。なぜ、ドバイ?と思ったら、あの凄いカーチェイス


高級スポーツカーが手に汗握るカーチェイス。ある意味、ここで終わりでも誰も文句言わないぞってくらいのボリューム(^_^;)


で、財宝を探し出して、独り占めしようとしたインドの財閥らしき男をジャッキーはたしなめたよ。宝は皆の物って。


そして、「ヨガ」とタイトルにつけたくらいなので、最後は群舞。インド映画で観る群舞より「オマケ」感が強かったけど、ジャッキーは体を動かす物については何でも器用にこなすのねぇ。


インド映画で観る群舞は歌詞でストーリー語っちゃうけど、そういった物は一切無し。登場人物みんなが楽しく群舞の中心で踊ってる。そのまんまエンドロールに突入。雑で大雑把なのはストーリーだけじゃなく、音楽も(^_^;)


途中で音楽無くなっちゃった(^_^;)ジャッキー映画で無音のエンドロールって。。。いろんなことが面白すぎる( ^o^)


このまま行くと、多分、この映画が今年の観納め映画になると思うのだけど、楽しく笑える映画ってことで、お正月にはちょうど良いんじゃないかと。


ただし、カーチェイスのシーンはかなりハイテンションで、サラッと過ぎちゃうからあまり重大には考えなかったけど、あれだけのハードな衝突で人が死んでないワケが無い。と考えると、かつて、クリストファー・ノーラン版「バットマン」でハードな衝突に隠されてる破壊が批判されてたのを思い出した。今回のストーリーなら、ぶつからない(汗)華麗なカーチェイスっぽいカー・ダンスで十分だと言えるかな。


まぁ、でも、ジャッキー映画は日本で言うところの「寅さん」映画のような安心感があるので、普通に楽しく観るのに良いと思う。