今日も徒然、中洲日記

ほどほどに映画が好き。ほどほどに食べることが好き。日々気づいた事を綴ります。

2017 私的映画ベスト その1


昨年の劇場鑑賞は87本。2015年、2016年と2年続けて100本越えたのですが、さすがに諸々家庭状況にも変化があり、年齢的にもハシゴがキツくなり、昨年は前半はコンスタントに、後半は観たいものに絞って鑑賞した感じです!!


ということで、かなり個人的な好みに偏った私的ベストをご紹介いたします(汗)


?ダンケルク

とにかく、圧倒的なパンチ力で観終わった後ぐったりするほど入れ込んじゃいました(汗)基本、ストーリー云々じゃなく、淡々と「その時」を観る。


?50年後のボクたちは

クラスの変わり者同士がポンコツ・カーでひと夏の冒険に!!一時の出会いに永遠を感じさせる。爽やかで、なにより、50年後の彼らの出会いを楽しみにできる。


?たかが世界の終わり

余命幾ばくもない青年が自分の命の終わりを告げるため、久しぶりに帰省したことから起こる家族の微妙な細波。ラストにズシンと来る。


?残像

アンジェイ・ワイダ監督の遺作。観て良かった。闘う監督の本気を観る映画。戦争で国が蹂躙され、それに伴い、本来守られるべき芸術の自由が踏みにじられていく。ツラい現実。


?娘よ

村の実力者に逆らえず、意に添わぬ結婚を強いられた母親が、娘に同じ思いをさせないために、全力で守ろうと逃避行。その強さに圧倒される。


?雨の日は会えない、晴れた日は君を想う

長い邦題に行き当たるのはラスト。亡くなった妻との思い出に思いの外、打ちのめされた男が日常を取り戻すまでの苦悩。主演がとても良い。


?ドリーム

人種差別、性差別が蔓延るNASAで宇宙開発に力を発揮した黒人女性たちの物語。実話ベース。彼女たちの素晴らしい仕事ぶりが様々な差別や偏見を打ち破る様は痛快。その陰での努力や苦悩には心打たれる。


?草原の河

主役の少女がとても可愛らしい。広大な平原に暮らす家族の日常に光を当てる。父親と祖父のこじれた関係を彼女が緩和していく。小さいながらも決然とした瞳が印象的。


?哭声/コクソン

まさに「ザ・韓国映画」。暗く閉鎖的な田舎の村が舞台で、おどろおどろしい雰囲気が最高。我らが國村隼さんが、韓国最高の映画祭で外国人として初めて「助演男優賞」を受賞。


?メッセージ

ドゥニ・ビルヌーブ監督の世界観。主人公の「時間」が平行して画かれていく場面がちょっと戸惑うが、宇宙人の時間軸が判明した時、あぁそうなのかとスッキリする。こういうストンと落ちる感じが良かった。


以上、ベスト10です。こちらは映画サイト「coco」の2017年ベスト映画の投票にも同じ内容で投稿しました。


「coco」ベスト10には「掘り出し物」という項目があって、私としては「11位」に当たるものを投票してます。


ということで、次回は11位から20位までを掲載します。2017年は、大作映画が多く公開されました。「スター・ウォーズ」の新作や「ブレード・ランナー」の久方ぶりの新作。MARVEL1人勝ちだったアメコミ映画にDCも参戦したり。。。


猿の惑星」とか「キング・コング」とか。。。


確かにどれも面白かったんだけど、皮肉なことに、後々まで強く印象に残ったのは意外にもミニシアター系の映画ばかりだったのも今年の私的特徴。。。


では、次回。。。