今日も徒然、中洲日記

ほどほどに映画が好き。ほどほどに食べることが好き。日々気づいた事を綴ります。

覇王の番人(上)

ひとまず、上巻を読み終わりました。

連休中はゆっくり読書する暇なんて全くなくて…(i_i)

六本木から上野に電車に揺られながら読んだり、食事の支度しながら読んだり…(^^;)))

下巻が確保されるのはだいぶ先になりそうだけど、一応感想などを…

『覇王の番人(上)』真保裕一著(講談社)











覇王って誰のことなかなぁ〜って、全く事前知識も無く、読み始めた。

主人公は明智光秀と先々彼に支えることになる忍びの小平太。

明智光秀もこの世を去った頃、ある山里の寺に侍が人探しにやってくる。彼らはその住職こそが探していた小平太だと思っていた。住職曰く、全くの人違い…しかし、これも何かの縁と彼らの話に耳を傾ける。

本編はその侍が語り聞かせた光秀と小平太の物語。

上巻はまだまだ織田信長が天下統一を目指して闘っている途中。

上巻までなら、光秀が信長を討ち取る流れになるとは予測できないよ…(((^^;)しかも、光秀さんとっても良い人に…

ここのところ、「天地人」「のぼうの城」の石田三成といい、今回の光秀といい、教科書や時代ドラマで脚光を浴びる人達にとっては、小者といえる人達の人物像が小説の中で大きく塗り替えられてない?

光秀さん、すっごい賢く、義理に篤い人…

ここから、覇王たる信長の番人の立場を振り捨てる光秀の行く末が…って、歴史上の流れは知ってるけど、そこに至るまでの過程を真保裕一氏がいかに料理するか楽しみ(*^^*)

このお話は書き下ろしなのか、連載物なのかも確かめず、返却してしまった(>_<)

しばらく、図書館がお休みになるから、急いで返却したんだよね。予約待ちの人の気持ちが分かるから…

この作品は真保さんのお話としては珍しいパターンじゃないかな…この前『最愛』『追伸』と立て続けに読んで、まさに「真保ワールド」って思ったんだよね。
『最愛』は久々にショッキングで…昔読んだ宮本輝さんの『月光の東』を思い出した。読み終わった後で、吐き気が…どうも理解できない世界については言い知れない不安というか、胸がムカムカして(怒ってるワケじゃなくて、気分が…悪くなる…)…(--;)

下巻の到着を楽しみに待ってま〜す(^-^)v