今日も徒然、中洲日記

ほどほどに映画が好き。ほどほどに食べることが好き。日々気づいた事を綴ります。

忘れてたf(^^;

感想記録をすっかり忘れて本。。。

(1)『信長の棺』加藤広/日本経済新聞社

(2)『夕凪の街 桜の国こうの史代/双葉社

上記2冊。
(1)はテレビドラマを見て、松本幸四郎さんが良かったので、原作を読んでみようかな…と。

(2)は麻生久美子田中麗奈の共演する映画の原作と聞き、「まぁ映画はDVDで観ることもできるけど、被爆体験がベースになってるお話なら読んでおかなきゃ!!」と。

では、以下に感想を。。。













(1)については、読んだことすらすっかり忘れて何ヵ月も過ぎてしまう…という私の状況からしても、テレビドラマの印象にまけちゃった感じ…(((^^;)

確かに読んでる間は面白かったんだけど…

なんでかなぁ。。。読んでる間は面白いなぁとどんどんページが進むんだけど、読み終わって、しばらくするとすっかり忘れてしまう…

やっぱり、作品との相性?

着想は面白いと思った。歴史小説は参考文献がすべて真実を暴き出してる訳じゃないから、書き手のセンスが活きるよね。

信長は自害したわけじゃなかった…その発想が私達には無い。でも、義経には皆がいろんな伝説を作り上げた。この違いは愛された武将がどうかの違い?

昔は信長って、カッコいいって思ってた。でも、いろんな歴史小説に触れる度に「狂人」のイメージが…酔狂人かな…


(2)については「マンガ」だとは全く知らなかった…f(^^;

図書館で予約して、手元にきた時、あまりの本の薄さにびっくり(O.O;)(oo;)

でも、中味の濃さにはびっくりとおりこして、感動!!

実際に被爆し、原爆症が発症して、好きな人との未来を諦めざるを得なかった主人公。

様々な形で語られる原爆投下のその日…だけど、この作品はその日以降の人々の生活を語ってる…

原爆症を発症して身近な人が亡くなった時の悲しさ、そして「自分も…」という恐怖。

文章で書かれるより「マンガ」だったから、特にやわらかな線で人を温かく書いた「マンガ」だったから、様々な思いを理解しきれない現在の私達にも伝わるものがたくさんあったように思う。

もし、この日記を読んでくれた人がいたら、是非手にとってもらいたい作品です(*^^*)

数年前、広島に転勤した友人のところに遊びに行ったことがあるんだ。

広島の街を思い出した。
原爆ドームのあたりを。