読了。。。
『縞模様のパジャマの少年』ジョン・ボイン(岩波書店)
ミニシアター系で公開の同名映画の原作。
だいたい、第二次大戦時の収容所に外部と接触できる場所があるなんて、まず考えられないけど、敢えて、そういう設定で書かれた小説が世界でベストセラーとなり、さらに著名な監督の手によって、映画化される…
そりゃあ、読まないワケにはいかないよねぇ〜(^-^)v
ってことで、以下感想。。。
まず、図書館で予約する際、一般書扱いではなく、ヤングアダルト部門に含まれていた…
えっ(^^;)(;^^)
対象が青少年向けの小説なんだ…と。
大人が読むと子供目線で書かれたお話に少々イライラ感を抱きながら、読み進めることになる。
なんで、そんなこと言うんだ。
なんで、そんなふうに思うんだ。
なんで、そんなことするんだ。
こんな気持ちの連続。。。
でも、9歳の子供同士の交流はこんな感じなのかもしれないなぁ。
だから、ラストの悲劇に結び付くんだろう。
逆かな…子供ならではの、どこか焦れったいやり取りで進行していく物語だからこそ、あのラストを迎える。
あと少し、違った目線があったなら、主人公はあの道を辿ることはなかっただろう。
ただ、主人公1人の悲劇に心を痛める前に…もっと、もっと多くの数えきれない悲劇があったことをしっかりと知っていなければ、この小説の意味は全く違っちゃう。。。
映画はどのように表現されてるんだろう。
観たいなぁ…
ちょっと、近所でやってないから無理なんだけど(;_;)