映画に続き、原案となった「グリーン・ゾーン」を読み終わりました(^_^)v
こういうルポルタージュはあんまり得意分野じゃないので、大変でした(T_T)
だって、映画「グリーン・ゾーン」の監督、ポール・グリーングラス氏がこの本と出会って、映画化がグンと進んだって言ってたから。。。(~_~;)
そんな他人任せの選択で読んでしまいました!!
「グリーン・ゾーン」ラジブ・チャンドラセカラン/集英社インターナショナル
以下、感想。。。
まず…
これは映画の原作ではない!!原案というのもどうだろう。。。
イラクの占領にあたり、アメリカを中心とした復興のための現地組織の赴任場所が「グリーン・ゾーン」
っていうか、現地の人達とは隔離された「安全地帯」の呼び名!!
映画は、「グリーン・ゾーン」の中のことじゃなく、アメリカの占領政策の嘘を追及していく話だけど…
こっちはまさに「グリーン・ゾーン」の中で繰り広げられていた様々な復興事業への取り組みの真実を当事者へのインタビューや取材を通して語っている。
政策決定をする人間はけっして、現場に近寄らず…
足だけじゃなく、心も近寄ることはなく、自分達の尺度で考えたものを遠いイラクの地で、結果押し付ける形になったことを私達に1つ1つ知らせてくれる本書。。。
なんとも、やるせないというか…
国という大きな組織が、こんなバカなことをするんだ…と。。。(--;)
今の日本も心配になる…
映画のノリで読もうとすると全く違う色合いだから…
でも、何かおかしいと感じてる人達も少なからずいたようなのに、それが1つの「声」にならない。。。
それだけ、あの「9・11」はアメリカに大きな影を落としたってことなんだよね…
なんか、疲れた…
あの当時、テレビの報道でしか知り得なかった現地の真実の姿(本の内容がその全てではないけど…)を初めて知った…
たまには、こういうルポルタージュを真剣に読むのもいいかも…