先日の春ドラマの中で、私的にイチオシの「失踪人捜査課」の原作本。。。
ドラマ自体は地味な印象だったけど、沢村一樹さんが渋くて、良かったんだよねぇ〜(^-^)v
ということで…
「蝕罪〜警視庁失踪課・高城賢吾」堂場瞬一(中公文庫)
以下、感想。。。
高城賢吾シリーズの最初の事件(!?)が、実はドラマ版では、最終回…という。。。
絶対、新シリーズを視野に入れてる作りだよなぁ…
ドラマ版のイメージがあるので、原作に出てくる登場人物の描かれ方もちょっと気になってみたり…
高城賢吾は小説版の方が人間臭いな。。。
高城賢吾シリーズのスタートということもあり、小説は登場人物の説明も多かったけど、間延びした感じもなく、十分に楽しめた!!
小さな子供なら失踪といったら、誘拐…
大きな大人なら、失踪といったら、拉致…
自分の意思でいなくならないかぎり、やっぱり事件性を感じるよね…
ところが、高城賢吾の娘は7歳で姿を消した。。。
自分でいなくなるという年齢でもないし、黙って連れ去られるような年齢でもない…
どんな気持ちで、失踪課に配属されるまでの日々を過ごしたんだろう…
作中にも酒に逃げ、奥さんとうまくいかなくなった経緯が高城賢吾本人の心の声で語られる。
失踪課で自分を取り戻す高城にずっとついて回る「娘の失踪」
シリーズの中で、どんなふうに描かれていくのか、興味深い…
原作のエピソードがどんなふうにドラマに活かされているのかも、気になるところ…
時間のある時に続きを読もう(^-^)v