今日も徒然、中洲日記

ほどほどに映画が好き。ほどほどに食べることが好き。日々気づいた事を綴ります。

トゥルー・グリット


コーエン兄弟の作った今時の「西部劇」


コーエン兄弟の映画は初めて観たf(^^;


独特の作風の監督だけど、今作はかなり一般ウケしそうだと聞き、行ってきましたよ!!


マット・デイモンも出てるし…


チラシに写ってはいても、その名前が大きく書かれることの無かった主人公の少女を演じたヘイリー・スタインフェルド


アカデミー賞助演女優賞にノミネートされ、彼女の様々な記事に触れ、なかなかの女優さんだとは理解してたけど…


ここまで、堂々と大人達のなかで、存在感を発揮するとは、ほんとにビックリ(^^;


しかも、共演者はジェフ・ブリッジスマット・デイモンだよ!!


父親を理不尽極まりない形で殺された彼女は、ただ取り乱す母親と小さな弟と妹に成り代わり、復讐を誓う…


父親の遺品を交渉カードに復讐を果たすための金貨を得、それを元手に犯人追跡のために保安官を雇う。


この間のスタインフェルドの堂々とした立ち居振舞いと凛とした表情には恐れ入る!!


これがほんとに14歳でデビュー作なんだろうか…


その後、スタインフェルド演じるマティ・ロスには苦難の連続だけど、その度に彼女は胸を張って、困難の山を越えていく!!


そうした彼女の姿勢がいつしか保安官やレンジャーの気持ちをほぐし、同じ目的のために共に行動することになる。


なんという「西部劇」


子供の頃、何度も観た西部劇とは全然違う。。。


西部劇では久々のヒット作だという。


この作品は原作を同じにする映画が過去にあったそうだけど、きっと表現がずいぶんと違っているんじゃないかな…


観てないのに、こんなこと言えちゃうのは、やっぱり、今作の魅力はヘイリー・スタインフェルドに尽きるからだと思う。


東日本を襲った大震災の後、節電を訴えてる時期に公開されたので、正直躊躇したけれど、観に行って良かった…


初っぱなで、これだけの芝居を見せた彼女には期待も大きいだろう。


彼女の活躍が楽しみではあるけれど、人生って順調に行くことばかりじゃない!!


でも、いろんなものを乗り越え、自分の血とし、肉とし、がっちり芝居の世界で生きていってほしいなぁ〜!!


ハリウッドもここ最近若い素晴らしい俳優さん達が活躍し始めた!!


やっぱり、映画って、夢を与える商売だから、新しい才能の芽吹きは私のような素人さんにもいたく感動を与えてくれる…