まず、お詫び(((^^;)
主演の吉沢悠さんのお名前!!
「悠」は「ゆう」じゃなくて、「ひさし」と読むのね…クレジットのローマ字表記で初めて知りました!!
そして、「白磁」!!
なんじゃ?ってくらい知りませんでしたm(__)m
さらに、高橋伴明監督!!
昔のイメージしかなくて…こんな、歴史を語る映画を撮る人だったのね…(((^^;)
と、様々な感動をもって、観た「道」
スタッフもハングル3文字の人がたくさんいたから、韓国人スタッフが中心となって製作されたんだなぁ…
日本と韓国の関係性は彼らから見ても、ちゃんと描けていたのだろうか…
伴明さんのことだから、その辺は公平に映し出してくれただろう。
物語は日韓併合による政策の一環で、韓国の山に植林をするため、主人公がその技術者として、韓国に赴くところから始まる。
主人公・浅川巧さんの何物にも惑わされない公平性と真摯な態度は、当時日本人に恨みしか感じ取れない韓国の人達の心を少しずつ、ホントに少しずつ開かせていく…
結局、志半ばで病に倒れる彼の思いは、韓国で受け継がれていく…
過去に日本人によって、どんなに酷い目にあわされたかしれない韓国の人達が「浅川巧」だけは自分たちに歩み寄った人だと認識するに至ったのはどうしてだろう。
ちゃんと、彼の真実の思いと行動を次の世代に伝えてくれた人がいたからだよね!!
韓国で伝えられてるってことは、そうした行動に出たのは日本人じゃなくて、韓国の人達ってことよね?
それが凄い!!
果たして、私達にそんなことが出来るかしら?
恨みしか生まれない国からやって来た人…確かに、彼個人は素晴らしい人で、自分たちのために尽力してくれた…
でも…
いざとなったら、彼を助けるための勇気を持てるだろうか…
劇場からの帰り…
エレベーターで一緒になったご婦人が話してた…
「白磁」はあまり知られていなくて、注目を浴びるようになって、その素晴らしさが広まっていったの…って。
やっぱり、守る人がいて、初めて「文化」は伝えられていくのね…
浅川巧さんの文化・芸術への貢献と植林による韓国への貢献。
様々な厳しい歴史背景のある時代で、彼の行動には強い信念があったはず…
映画という「制限」の中で、ちょっと薄まっちゃった気がする…
ちょっと変わり者って印象の方が強くなっちゃった感じ…
ぺ・スビンさんの日本語がとても上手で、吉沢さんの韓国語もそれほど違和感が無かった…
ただ、長い年月を1人の役者が演じるのはやっぱり難しい。メイクについてはもうちょっと気合いを入れてほしかったかな…
でも、この映画の第1の目的は、あの時代にこんな日本人が確かに居たということを広く世に知らせることだと思うから。
その目的は十分に達せられたと…