今日も徒然、中洲日記

ほどほどに映画が好き。ほどほどに食べることが好き。日々気づいた事を綴ります。

アイアン・スカイ


まず、「アイアン・スカイ」って、どういう意味なんでしょ(^_^;


そして、あの微妙な空気感はなんでしょう。


だいたい、あの大戦の最中で、月に多くの人間を移住させられるほどの科学力を持った人々が、なんでまた半世紀以上経った今もあんなコンピューターを使っているんでしょうか?


だいたい、あの無重力状態の月であんな建造物を造りだしてしまう能力がありながら、なんだって、いつまでも月に固執してるのか…


考え出したら、キリが無いほどにあり得ない設定を堂々とさも当然のように、外野のヤジなんかそっちのけで、語り切っちゃう監督の姿勢にまず笑っちゃう(^_^;)


もう最初っから、笑っちゃう(^_^;)


でも、劇場内にいた私以外の20人ほどの人々に一切の笑い声ナシ(~。~;)?


え〜〜〜(゜o゜;


笑っちゃうでしょ?こんなの笑い飛ばさなきゃ、観てらんないでしょ?


おまけにエンドロール中に席を立つ人、皆無!?


いまどき、劇場内の電気点くまでほとんどの人が席を立たないって、よほどの感動大作しかないでしょ?


特別、感動を狙った映画ではないし、宇宙船がたくさん登場するので、それ系のマニア映画なのかとも思うけど、スターウォーズで観たような宇宙船ばっかだったし…


あっ!!


でも、宇宙飛行船は斬新!!飛行船が宇宙飛んでるよ〜って!!


やっぱ、ドイツだな…と妙に感動した瞬間でした(^_^;


はっきり言って、いわゆる「B級」映画でしょ?でも、シネコンのスクリーンにかかり、それなりにお客さんも入ってる…やっぱり、映画の世界は奥が深い。


私、あんまり前後の事情も分からず、観てきたんだけど、監督さんは有名な方なのかな?


圧倒的にバカバカしさで笑わすわけでもなく、かといって、大戦時のドイツの有り様を声高に非難するわけでもなく、ラストに小さなメッセージをヒロインの口で語らせて…


チラシの印象から想像してたのとはかなり方向性の違う映画だったなぁ(^-^;)


最近、実話ベースの映画ばかり観てたので、ちょっと、気分転換になったけど、あの時代、戦況不利になった段階で、こんな奇想天外としか思えない新天地への脱出を考えた人々も居たんじゃないだろうか…


まさに狂気の世界だ…