テレビの情報番組でも紹介されていたし、最近映像化される機会が急に増えた感のあるポーランド関係の第二次大戦の真実的な映画なので、注目度は高いんだろうなぁ…
実際の戦闘シーンはほとんどなく、どうやってユダヤ人が生き延びたのかだけに視点を置いた映画…
既にハリウッドで様々な形で、映像化された第二次大戦の物語を敢えて映像化するというのは、やはり国対国の物語ではなく、市井の人々の戦争中の姿を追ったものだからというのが理由なんだろう…
こんな真実もある、あんな真実もある…
「あの日、あの時、愛の記憶」もそうだった。今の時代になって、やっと語れる「時」が訪れたということなんだろうね…
「ソハの地下水道」の原題は「In DARKNESS」だったと思う。
その理由は、この映画は地下水道で14ヶ月を過ごした少女の回想録を下地にしているから…
つまり、原案は、地下水道に潜んでいた側の視点で書かれたもので、彼女にとって、命を繋いでくれた地下水道とそこを仕事場にするソハという男は、かけがえのないものであったろうが、それは成長し、自分達がどんな時代を生き抜いたのかを知って初めて感じたことだろう。
だから、「ソハの地下水道」とい邦題にはちょっと違和感…
ソハの行動は確かに素晴らしい。最初はお金欲しさに始めた手助けだったが、いつしか、真剣に彼らを支え始める。
昔の友人であるウクライナ兵を案内しながら、地下水道を巡っていた場面は、結構ハラハラもんでしたが、全体を通して、緊張感があまりない…
どんよりと暗い地下水道が背景にあるから、余計にどんよりとした空気感…
なんだかなぁ…(^-^;)
評判が良いので、かなり期待はしてたんだけど、事実をベースにしてたとしても、もう少し…
最近は事実ベースの映画を結構観てる…でも、やっぱり映画として、世に出てくるので、監督など製作サイドの画き方に好き嫌いが出るな…
ちょっと私には残念な映画だったな…(>。<)