近未来のお話!!
ルーパーなる処刑人の物語…
ちょっと未来の世界では、悪の組織が暗躍しているのだけれど、様々人間を管理する方法も確立されていて、「殺人」が出来ない!!
すぐに誰が犯人か分かってしまうというワケだ。
ある意味、それは素晴らしいことなんだけど、悪の組織にとっては、邪魔者を排除したいときに困ってしまう(-_-;)
その悪の組織が暗躍する近未来には、すでにタイムマシンがあり、そこに目を付けた悪の頭領は現代に邪魔者を移送し、間髪入れず、移送した先で射殺し、証拠を残さずに処理させる。
この仕事を請け負う現代のスナイパーはルーパーと呼ばれる。
射殺した邪魔者の背中には銀の延べ板が付けられており、それをエージェントに渡すことで、お仕事完了(゜o゜;
ところが、ある邪魔者の背中から金の延べ板が出てきたら、彼のルーパーとしてのお仕事は終了…
なぜか、その邪魔者は30年後の世界から来た自分自身だから…(・_・;)
最後の仕事から30年は、自分の好きなように生きられるということらしい。
それはルーパーの意思にかかわらず、ある時突然に宣告されるわけだ。
この辺の分かりにくい近未来とのやり取りをルーパーの1人であるジョセフ・ゴードン・レビットの仕事ぶりを背景にして、彼に語らせる。
それで、観る側は、物語の根幹を知る。
ルーパーの仕事ぶりとかルールとか、そんな話は、この映画では脇道なのだ。
悪の組織がなぜ成立したのか、悪の組織の頭領は誰なのか…
その謎に迫る辺りからお話の本筋登場って感じで、それまでにずいぶん時間を割いてるような気が…(^-^;)
ジョセフ・ゴードン・レビットの最後の仕事に登場するのは、彼の30年後の男…
その30年間で、彼は愛すべき女性に出会い、幸せな日々を送っていたが、その幸せを手放したくなかった…
そこで、彼は現代に移送される機会を使い、悪の組織の頭領探しを始める…
現代の自分も同じ時間の中で生きているのに…
そこからは、ちょっと意外なお話で、感動するとかそう言うのとは違って、あぁそうなんだぁと思うんだよねぇ…
単なるSFなのかなと思って観てたけど、一応物語もある…
ルーパーの最後の決断が、これからの歴史…将来の世の中を変えてしまうんだけど、それはそれで納得できる(^_^)v