今日も徒然、中洲日記

ほどほどに映画が好き。ほどほどに食べることが好き。日々気づいた事を綴ります。

祝宴!シェフ


多分、劇場でしっかり観た初めての台湾映画。


予告やチラシで、もう十分王道コメディなのは知ってたけど、ここまで徹していると清々しい(笑)


台湾の伝統料理の三大巨匠の1人は既に他界し、その才能を受け継いだはずの娘は、食材として欠かせない魚が大の苦手。


実家の店を放り出し、都会で売れないモデル業にしがみついている。


そんな時、悪い男に騙されて、莫大な借金を抱え、実家へ逃げ帰ってきたところからお話がスタート。


紆余曲折あって、伝統料理バトルに参加することになってしまったヒロイン。


父の後妻で継母なんだけど、妙にテンポが合う義母と都会から借金取りのために追いかけてきたチンピラ2人。


父の師匠の惚けちゃった料理人とその世話をする大師匠の料理を見様見真似で物にしたお姉さん。


ヒロインの味方はなんとも頼りない。


しかも、敵方には父と同じ三大巨匠の1人とその愛弟子。この愛弟子が実は落ちぶれてしまったヒロインの実家の店を立て直すために力を貸してた男だったりして…


単に料理対決だけでなく、愛憎渦巻く展開…でも、無いかっ(笑)


そして、料理の食材のサポートは、ヒロインのファンである「召喚獣」の3人組がネット仲間を駆使して、ギリギリのピンチを救う。


全編2時間半、ず〜っと、独特のテンポで楽しさ満載。


建物や服装、この映画のもう1つの主役である料理の色合いがなんとも派手で艶やか‼


もっと毒々しいイメージを抱いていた中華圏の色合いだけど、この映画ではとても綺麗にスクリーンを飾る。


登場人物1人1人にそれぞれのエピソードがあり、それがきちんと描かれていて、映画のストーリーに繋がっている。


だから、長尺もほとんど気にならない。


ちょっとギラギラした感じのチラシからは想像もできない笑いと感動が詰まってる。


観終わった後、幸せな気分になるのはうけあいo(^o^)o


かなりもうけもんの映画です(≧∇≦)b


ヒロインの可愛らしさやそのママの派手で楽しいオバちゃんぶり、それぞれのキャラがホントに楽しい設定。


お料理対決のシーンでは、漫画のような描写の連続。ある意味、その徹底ぶりに清々しさを感じる(笑)


なにしろ、一口食べただけで、涙したり、宇宙まで飛んでったり…(汗)


真面目な顔して観続けるのはちょっと無理d(*´∀`)b


大いに楽しんで笑い飛ばして、さらに綺麗なお料理で目を楽しませる。


観といて、ラッキーな映画でした(^∇^)アハハハハ!