今日も徒然、中洲日記

ほどほどに映画が好き。ほどほどに食べることが好き。日々気づいた事を綴ります。

罪の余白


試写にて鑑賞。


試写会でも当たらなければ、邦画を観ようとは思わないので、もしかしたら今年初めての邦画だったりして…(~_~;)あれっ?どうだったっけ?


会場は初めて行った新橋駅前のホールで、とても綺麗で良かった。


で、内容ですが…


言葉悪いけど、くそムカつく不快度100%越えの映画(お話の内容が…)です。さらには、はっきり言って結末まで長過ぎて、ツライです╮(╯-╰")╭


私、あんまり若い役者を知らないので、大変申し訳ないのだけど、主要なところでは主演の内野聖陽さんと谷村美月ちゃんしか知らなくて。


娘役の女の子や彼女を死に追いやる敵役の女の子たち、だぁ〜れも知らなくて…(;´▽`A“


内野聖陽さん演じる大学の先生の娘が高校のベランダから転落する。なぜ、娘はベランダの手すりを歩き出したのか、なぜ、娘は死ななければならなかったのか。


父親は真実を知るために同級生に会おうとする。


ところが、この同級生がとんでもない女で、所謂学校カーストのトップに君臨するらしいのだ。そして、仲良くするふりをしながら、同級生たちを追いつめていく。


そのくだりは娘の日記に生々しい。


原作があるので、ある程度原作の流れに沿って作られているのだろうが、お話がややこしいので、120分の長きにわたって、物語が迷走していく印象。


さらには、物語としてそういう設定になってるけど、敵役の女の子は小賢しく、善悪の基準が欠落してる少女のはずなのに。当の彼女が全然そんなふうに見えない。ホントに残念。


それで、こんな不快度の高い役を当てられたということは、どっかの売り出し中のアイドルなのかと思った。役的には良くなくても、注目されるもんね?


まわりの大人がしっかり演じてくれるから、なんとかなってる感じ。


ちょっと疲れちゃったなぁ。


不快度は満点。それは、敵役の女の子が自分を知らなすぎるから。何様のつもりなのか、勘違いも甚だしい上に、二枚舌を使って同級生や大人たちを手玉に取ってるつもりでいるのがね。


その設定は十分不快なんだけど、そもそも演じてる子が裏表のある役を演じるにはちょっと説得力に欠けるので…


どうなのかなぁ〜


彼女のやってきたことに対する主人公の追い込み方もなかなか粘っこくて、こっちも不快度は高い。


ラストの起死回生の罠(かなり、読めちゃうンだけども…)にまんまとハマる敵役の女子高生は、やっぱり高校生で、大人の知恵に対抗出来ず当然の報いを受けるんだけど。だからって、何も変わらない。


こういう子を見ると「名もなき毒」を思い出す。


終了後に頼まれたアンケートは、内容云々より敵役の女子高生に関することばかりだった。彼女を売りにしてる映画のようだ。