今日も徒然、中洲日記

ほどほどに映画が好き。ほどほどに食べることが好き。日々気づいた事を綴ります。

アメリカン・ドリーマー 理想の代償


オンライン試写にて鑑賞。


スマホで見たので、少々画面は小さいけれど、アクション映画でもないので、むしろじっくりと見られて良かった。


お話は、石油業界でのし上がってきた青年実業家が主人公。


彼には、マフィアで名を売る父親を持つ美しい妻がいる。


彼女は、業界に蔓延る不正な取り引きに嫌悪を抱き、気高い理想に基づき、真っ正直に事業を進めようとする夫を支えるため、陰の部分を担う。


業界で注目の彼は、他社からの嫌がらせがあとを立たず、業界の不正取り引きを取り締まる捜査当局からは目の敵にされ、孤立無援の闘いに立ち上がる。


闘うからと言って、暴力が前面に押し出されるのではなく、若き事業家の理想の果てにあるものをその手に収めるまでの闘いを丹念に描いていく。


ビジネス映画として、最後まで高い緊張感を持続しながら見続ける作品だ。


見終わった後、ぐったりとするほど疲れてしまう。


好きな人にはたまらない映画だと思う。


アクション映画やパニック映画で高められる緊張感でなく、事業における人と人の駆け引きが常に危険と隣り合わせで展開されることで高まる緊張感はまた別の味わいだ。


ある意味硬派な映画と言えるのかな?


劇場公開はまだ先のようだけど、お勧めです。


ただ、スピード感があって面白い映画をご希望なら、ちょっと違いますが…(~_~;)