私にとっては、警察小説の人である佐々木譲さん。ただし、角川春樹文庫で出してる北海道警シリーズは好きじゃないんだけど(汗)
その人の書く映画評とはどんなだろうと興味津々で手にとって見た。
実はトンでもなく、愉快でお洒落な本だった。
「幻影シネマ館」佐々木譲著(マガジンハウス)
以下、感想…
誰もが知る映画。通の中で語り継がれる映画。1度は見るべきと言われる映画。
そうした映画を語りながら、同じ路線の日の当たらない映画を紹介している。
それらの映画の監督、主演俳優、日本未公開の理由等々を佐々木さんが語っているのだ。監督や俳優の名を知ると「その映画、見たい‼」って絶対思っちゃう。
ところが、この本のタイトルをよ〜く見てみよう。「幻影」だよ、幻だよ〜。
古い映画をあまり知らない私なんか完全に騙されそうだった。
佐々木さんが私たちが見たくなるような「映画」を紹介してる本なのだ。架空のタイトル、架空のキャスト・スタッフ。そして、その映画評まで…(笑)
面白いよ〜o(^o^)o
こんな楽しい本、絶対オススメ‼