今日も徒然、中洲日記

ほどほどに映画が好き。ほどほどに食べることが好き。日々気づいた事を綴ります。

ザ・コンサルタント


ベン・アフレック主演。原題「accountant」はまさしく主人公の生業である「会計士」


邦題の「consultant」は厳密には意味が違うんじゃない?「経営コンサルタント」って職業をよく耳にするけど、企業側の相談を受け、経営ノウハウを提供する人でしょ?


「会計士」ってタイトルの方が良かったじゃん。だって、主人公はやたらと数字に強い人なんだから。だから、「会計士」になったんだから。


と、内容以前に気になることを申し述べました(汗)


主人公は子供の頃から特異な才能を発揮する。軍に身を置く父親は、特別な息子を受け入れることが出来ない。自閉症の息子を甘やかすから、他と合わせられないのだと前近代的な持論を押し付け、息子を受け止めようとした母親とすれ違う。


主人公の理解者はたった1人の弟。しかし、父親は小さな子供に何を望んだんだろう。


主人公の今は、かつての子供時代からは想像出来ないほど普通に世の中に馴染んでいる。上手く生きてるという意味でなく、ひっそりと気目に付かず、生きている。でも、友だちはいないけど…


数字に強い特技を活かし、会計士として、町で小さな会計事務所を開いているが、彼の本当の顧客は裏社会の大物たちだ。世界の危険な人物たちの資金洗浄を請負いながら、なぜか彼は生きながらえている。


その理由が分かってくる後半は「おぉ、そうだったのかぁ」という展開だ。


彼を捜査対象として調べる財務省捜査官をもう1人の語り部として、主人公のもう1つの顔が明らかになっていく。


面白いじゃん。転々と身を隠しながら、秘書役の「相棒」と共に仕事を片付けていく。「相棒」も素性が分かったし。


彼を追い続けた捜査官の語りが、彼の来し方を明らかにしていくんだけど、この辺りがちょっと長いかな。でも、もしかしたら、続編ありなのかな?


主人公のバックボーンを語るための2時間超えってことかな?だとしたら、続編はもう少しシェイプアップして、スッキリとした尺になるかな。


でも、私はこういう話が好きなので、あんまり長尺は気にならなかった。その点ではラッキー(ง •̀_•́)ง


最近のベン・アフレックの役の中では、良い感じで、彼に合ってたと思う。