今日も徒然、中洲日記

ほどほどに映画が好き。ほどほどに食べることが好き。日々気づいた事を綴ります。

美女と野獣


何年か前にレア・セドゥ主演のフランス版実写は、なかなか良かった。レア・セドゥはさして美人とは思えないけど、気の強そうな彼女の表情が意思の強さを見せて良かったなと思った。


さて、今回は評判の良かったフランス版に対抗する本家の登場。「本家」はいったいどこなのか分からないけど、やっぱりアニメ版が超メジャーだから、本家はディズニーということになるんだろうな。


主演がハリポタの女の子だとは聞いてたけど、他に誰が出るのかは知らなかった。時計や燭台になっちゃうと声だけでは誰だか分からない。


ラストで魔法がとけて、その俳優たちに驚いてしまった。なんと贅沢な。。。しかも、主演の女の子ほか、イギリス俳優たちが脇を固める。


主演の女の子、お名前はエマ・ワトソンだ。今や「エマ」と言ったら、エマ・ストーン(笑)似たような名前で勘違い(汗)


ハリポタの頃からどうも苦手だ。確かに頭が良くて、知的な雰囲気を醸しているらしいが、私は逆で、その賢そうな風貌が鼻につく。その辺の普通の女の子を演じさせたら、きっとダメなんだろうけど、今回のベルは、女性が教育を受けることを良しとしない時代背景を持つなか、想像力を掻き立てる本を愛する女の子で、村人から変わり者と思われていた。その知的好奇心に溢れた娘というところが、ハマったのかもしれない。


私は原作を知らないので、なんとも言えないが、ベルが野獣の元を駆けつけるくだりはかなり無理があると思う。原作通りなら仕方ないけど、今回の映画だけでしか知らない私にはちょっと疑問。


魔法をかけられ、野獣になるほどの悪さをしていた王子が、どうやって改心していったのか、その辺もサラッと描かれていて、ちょっと残念。野獣がベルを守ろうと思うに至るくだりも、その辺がしっかり描けてれば、納得出来たのに。。。


村人の歌が余計だったのかも。。。ミュージカルっぽい演出で、ベルが歌ったり、ルーク・エヴァンス(役名を忘れた…)が酒場で歌ったり。。。ミュージカルならミュージカルで、もっと歌と踊りで魅せれば良いのに、そうでもない(笑)美女と野獣のラブストーリーなんだから、2人のバックボーンをじっくり描けば良かったのにとは思った。


その結果、長い映画になっている。肝心なのは、野獣の怖い顔の奥にある優しさを見い出したベルと、彼女と出会い、心を改めて魔法がとけた王子様の話なんだから。


まぁ、でも、城の造形とか、喋って動く時計や燭台、ティーポット&カップなど、「仕掛け」はディズニーならではの完成度の高さで、しかも、魔法がとけた後の俳優陣を見て、その豪華キャストに驚かされ、この人件費(笑)はディズニーじゃないと不可能ねと。。。


こうして、またしてもディズニーが1人勝ち(汗)あははははは(´∇`)σ


相変わらず、ルーク・エヴァンスとダン・スティーブンスはめちゃくちゃイケメンで心洗われました(ง •̀_•́)ง