今日も徒然、中洲日記

ほどほどに映画が好き。ほどほどに食べることが好き。日々気づいた事を綴ります。

世界にひとつの金メダル


試写にて鑑賞。フランス代表チームの一員として、馬術障害競技でオリンピック金メダルを取った選手の実話。


良いお話だし、感動はするんだけど、長い。2時間チョイなので、時間的に長いというのではなく、内容的に途中でダレる。


子供の頃から馬術競技の大会に参加してきた主人公。彼が馬術競技で活躍するために両親は牧場を買い、馬を買う。馬主として競技に参加する道を進ませてくれる。ところが、長じて彼が選んだ道は弁護士だった。


息子が馬術競技をするために全てを投げ打ってきた父親の寂しさを理解した主人公は再び馬術競技の道へ戻る。


しかし、彼はどこかで自分のための競技でなく、父親が望むからとか恋人が支えてくれるからとか自分の意思で選びとったということを忘れてしまう。


なかなか人の言う事を聞かないが、跳躍力は他のどの馬にも負けない名馬の馬主として、まだ選手としての技量は劣るのだが、代表チームに名を連ねる主人公。


人々の批判を浴びることも多く、彼に迷いが生じる。最終的には、そうした迷いを吹っ切って、オリンピックで金メダルを獲得するんだけど、この行が長く感じる。


父親との親子の物語も感動的なんだけど、そこにポイントがあるわけじゃなくて、なんだか中途半端な感じがやはりダレてしまう原因かも。


しかし、映画の中で主人公を演じるギョーム・カネ馬術競技のシーンは全て吹き替え無しで演じてると聞き、別な感動が押し寄せる。お見事。。。


これだけ、乗馬シーンがある映画で吹き替えてしまうと繋がりがわざとらしくなるし、ホント、凄いプロ魂だと思った。


馬のシーンは本当に美しいし、多少ダレるとこをご勘弁いただいて、楽しんでください。