今日も徒然、中洲日記

ほどほどに映画が好き。ほどほどに食べることが好き。日々気づいた事を綴ります。

トレイン・ミッション


ホントに久しぶりに劇場へ。今、話題の東京ミッドタウン日比谷にオープンしたTOHOシネマズ日比谷に行ってみました。何のサービスも無い木曜の午後ではありましたが、物珍しさも手伝ってか、劇場は結構な人出でした。


あまり、大きなスクリーンの上映では無かったので、これまでのTOHOシネマズとはちょっと違う印象が…かなりの傾斜で前の席の人の頭は見下ろす位置にあり、シートもかなり立ってる感じ。どこかで、こんな直立系のシートで急傾斜の劇場があったなぁと思うんだけど、思い出せない。


通常、スクリーンの中央に目線が行く場所に席を取るのだが、ネット予約はそれが分からない。初めて行く劇場だからなおさらだ。で、いつもの感覚で真ん中よりちょっと後ろの席をと思って最後列に。そしたら、思いっきりスクリーンを見下ろして観る場所になってしまった。上映前に確認してみたら、目線がスクリーンの中央に合うのは前から3列目という…全9列のスクリーン3。私は1番後ろだったから、見下ろすわけよね(涙)


映画が始まっちゃえば、夢中になって忘れちゃったけど、それでも、最初は違和感ありまくり(汗)


それになんと言っても、不便な劇場だなぁと思ったのは、ビルの入口から劇場のロビーまでが遠いこと(怒)ミッドタウンのビルの入口から4階の劇場ロビーまで10分かかる!!


警備員さんに聞いたら、エレベーターはあるにはあるが、いつも混雑していて、何台か待つかもしれないと教えてもらい、エスカレーターで3階まで行き、劇場ロビーと繋がる専用エスカレーターで4階に行くのがベストだと思うとアドバイスを受けた。でもねぇ、エスカレーターは1つ上がる毎に反対側まで歩いて、上の階に行く1番面倒なタイプなの。


こんなんで、隣の宝塚劇場の地下にある旧スカラ座&みゆき座での上映作品とハシゴしようものなら、大変よ!!全速力で走らないと間に合わない(汗)今日は試しだから、1本だけにしといて良かったよ(汗)


TOHOシネマズ日本橋と同じような印象の劇場だ。あそこもコレド室町の中にあり、劇場ロビーへの専用エスカレーターに行くまではショップ内のエスカレーターを使う。映画を観に来た人じゃないから別に急いでない。エスカレーターも2人で横並びで使ってたり、エスカレーター下りた後もウダウダと横並びで場所取って歩く。そんな時間の違う人たちと歩かなければ、専用エスカレーターに行けない。毎回、イライラさせられる。なんで、劇場専用出入口を造らなかったのかと。TOHOシネマズ日比谷はその何倍も面倒だ。店も多いから人も多い。だから、10分もかかる。やっと辿り着いても、今一つ分かりにくいし。そして、悲惨な人を見た。旧スカラ座への行き方が分からないとウロウロしてる人。旧スカラ座に来たこと無い人は確かに分かりにくいと思う。地下から行くように指示したボードは置いてあるけど、あれで迷わず行けたら、それはその人が優秀なんだと思う(汗)


というわけで、私的にこの劇場はどうなんだ?と印象が悪く、残念なことになりましたが、映画は面白かったです(笑)


今や「闘うお父さん」と言ったら、他に誰がいると聞きたくなるほど、その地位を確立した感のあるリーアム・ニーソンさんの最新作。


今度の闘いは、通勤列車の中という密室が舞台。


オープニングは、面白い映像マジック。10年という歳月、主人公のリーアムお父さんが、晴れの日も雪の日も、家族円満な日も夫婦げんかをした日も変わらず通い続けた道を次々と重ねながら映し出す。最初は戸惑ったけど、最初の数分で、主人公の10年を映し出したと分かった時、妙に感心してしまった。


そして、駅に着き、その先で出会う通勤列車の常連客たち。毎日、同じ顔と出会い、軽く挨拶を交わし、いつもと同じ席に着く。


ところが、その日は到着した先でいつもと違う1日が待ち構えていた。


見知らぬ女が目の前に座り、突然の解雇にショックを隠しきれない主人公に仕事を持ちかける。「プリン」という名の人物を探し出し、その荷物を奪えと。


列車内を動き回る主人公。怪しげな人物を探し出す。主人公は10年前今の仕事に就くまでは、警察官だった。当時のカンと鋭さで依頼された仕事の本当の狙いを探り出す。


見えない敵に見張られている中で、真実に近づく主人公。動く列車という密室の中で、ハラハラドキドキ。


なんとか、「プリン」を探し出すが、それは守るべき相手であり、その人物を守ることが不正を明らかにする手立てだと知る。


また、見知った通勤列車の常連客たちもいつしか主人公に同調し、共に闘う。アメリカ人、こういうの好きそうだなぁと。


派手なアクションの連続でハラハラしながら、力を入れて観てしまった(汗)スピード感もある。


ただ、かなり大雑把な命懸けミッションではあるなぁと。黒幕もかなり大雑把な罠を仕掛けてくるし、観終わった後、いろいろ考えるとかなり雑な気はするんだけど(笑)、でも、面白いのは、なんと言ってもリーアムお父さんが闘うお父さんというキャラをしっかり確率した上で、常連客たちもまたキャラ立ってる。それぞれ、ちょっとずつしかリーアムお父さんと接する場面はないけど、ちゃんとどんな人か分かる。だから、少々大雑把なストーリーでも納得できちゃうのかも。


ラストシーンを観て、転職したリーアムお父さんのお仕事の続きが観たいもんだと思ってしまった。