トムさんの新作です!!相変わらず、命知らずで、物凄く危険なハラハラドキドキを詰め込んだ映画でした。
トムさんの横顔が老けたなぁと何度も感じたのだけど、その印象がこの映画の印象に大きく影響したように思う。
トムさん、もう分かったから、もう大丈夫だから、もう戦わなくて良いよって思いながら観てた(^_^;)そのくらい、めいっぱいアクションだった。
また、今回はトムさん、いやいやイーサン・ハントの「愛」も描かれてた。
かつての妻が新しい人生を得て、新たな生きがいを見出していた。しかし、その出会いは仕組まれたもので、ハントが追う悪者の罠だった。
ハントは悪者にはシビアに鉄拳を喰らわすけど、仲間や大切な人にはシビアな対応ができない。彼は全てを抱え、救おうとする。まさに正義のヒーローなんだけど、ヒーロー過ぎるから、そこが弱点。
そこをつけ込まれ、苦しみながら、まぁ、でも映画だから、ちゃんと最後は安定に着地するんだけど、なんかそれもシリーズを重ねる毎に、無理矢理な感じが強くなってる気がするんだよね。。。
多分、作り手側もそのことは十分に分かっていて、その雰囲気を払拭するためにアクションがよりハードになっていってるんじゃないのかな。
そう思うと、アクションって、限度ナシに、より高度なものを作り込んでいくものだ。トムさんは自分でバイクを駆使してハードなアクションをこなしてたから、もともとカーチェイス場面については完成度も高いしね。
正直、本作はストーリー的にはややこしいところが多々あって、その部分をカバーするためのアクションなのかな。だから、尺が長い。147分は長過ぎる。
そろそろ、スパイとしては第一線を退いて、もっとしっとりと大人を演じる役柄に挑戦してもらいたいなぁ。
でも、アクションを楽しむのも映画を楽しむ1つの方法だから、本作がつまらないとか駄作だとか言ってるワケではありません(°∇°;)
終映後は、あまりに力を入れてアクション・シーンを観てたので体がバキバキでした。そんなに入り込めるアクション映画もあまりあるもんじゃないので、オススメしておきます!!