いやぁ〜、読みきれずに返却かと危ぶまれた本、読み終わりました。
『忍びの国』和田竜(新潮社)
以下、感想。。。
「のぼうの城」が好評でこの著者の小説第2作の本作は書き下ろしなのねぇ。
伊賀の国の忍びの話。
実在した人物の名前もいくつか出てくるけど、主人公たる忍びの「無門」は創作でしょ?
歴史物といってもメジャー級が出てくる訳じゃないので、この時代のこの地域の歴史が全く分からない私にはなかなか読み進められない現実が!
面白いか面白くないか、と問われれば、面白くない。それくらい「のぼうの城」は面白かった(^-^)v
忍びの生き様がちょっと興味深かったけど…
読み始めの頃は主人公は忍びの「文吾」だと思ってたけど、段々小説の重点が無門に移っていく。
人を人とも思わない忍びの習性。忍び達を束ねる地侍とその下人たる忍びとの関係性。この時代、自分の殿様にどこまでも付き従う武士達の生き様と比べるとあまりにもドライで…賛同できないなぁ。
まぁ、このドライさはフィクションかと思うけど…
とりあえず、明日の返却日に間に合った(((^^;)