久々のシェイクスピア…
小栗旬君が蜷川演出でシェイクスピア劇に出てたのは知ってたけど、映画好きの私には別世界のつもりだった。ところが、DVDで「間違いの喜劇」「タイタス・アンドロニカス」を見て、びっくり!!
面白い、面白い!!
で、作品が面白いなら、戯曲もね…ってことで。その段階で、蜷川演出で採用された松岡和子女史の翻訳本(ちくま文庫)を大人買い!!
これだけは全部が全部、図書館にある訳ではなかったので…
最近、図書館の予約本が順調に確保できてたから、手持ちの15冊くらいあるうちの半分ほどしか、読めてなかったんだ。
図書館の予約本が一息ついたので、久々に1冊読んでみた。
『ウィンザーの陽気な女房たち』シェイクスピア(松岡和子 訳)/ちくま文庫
以下、感想。。。
相変わらず、面白い!!
この作品は、「ハムレット」などと違って、楽しく、お気楽に読める。
「真夏の夜の夢」のような感じ。でも、この作品を舞台で見たいかと聞かれたら、NO!!
だって、ドタバタ喜劇っぽいもん…(((^^;)
舞台というと、ミュージカルのイメージを強く抱いてた私…実はあれが苦手!!「なぜ、歌う!なぜ、踊る!」ってね…
ところが、小栗旬君の舞台のDVDを見て「全然違う世界だぁ」と感激(^-^)v
たまたま、「タイタス・アンドロニカス」なんていう、かなりシリアスな作品を見てしまったので、私的に舞台としては、シリアスな重た〜い作品が「お好み」になってしまったけど、読むなら、シェイクスピアはなんでも面白い(*^^*)
戯曲がこんなに面白いなんて、知らなかった…松岡和子女史の翻訳はいわゆる「新訳」と言われるもので、現代の我々にも容易に理解できる平易な言葉を選んでくれている。
松岡本・シェイクスピア全集、まだ半分は手付かずなので、また機会があったら、読みたい。
戯曲はちょっと…と言ってる人に松岡新訳本はお勧めです(^-^)v
騙し、騙され、結局まぁるく収まるこの作品。夢の世界を楽しみましょうって感じ…かな。
う〜ん。。。
また、小栗旬君にはシェイクスピアに挑戦してもらいたい。古典に挑戦して、地力を付けといてもらいたいよね。
できれば、『リチャード三世』を!!
彼は「良い人」より「得体の知れない人」または「狂人」をやった方が様になってる。
立ち姿は本当に舞台向きだし、お顔も良いし、声も素敵…ただ、声の通りがちょっと悪いかな…ここが成長ポイント!!まだ、若いし、十分に鍛えていけるだろうし…
映像では、当分「滝谷源治」を越えるものはできないだろうから、しばらく、舞台役者で頑張ってほしいなぁ〜
ん!?
完全に小栗君への期待&願望コメントになっている…
まぁ、仕方ない。
明日からは別な本を開きます。