主人公の加賀さんのとぼけた味わいがヒットにつながったテレビドラマの原作で、本作は映画化されている。
「ちなみに〜」が口ぐせのテレビドラマの加賀刑事…
でも、ドラマ化される以前に加賀刑事のシリーズを何冊か読んでたけど、明確な特徴もない優秀なアウトロー刑事の印象しかなかった…
以下、感想…
サラッと読めるガリレオ・シリーズに共通する小説。
多分、しばらく経ったら読んだことすら忘れそうf(^_^;
で、事件は、日本の「出発点」日本橋で起きる!!
日本橋でナイフを刺された状態で発見された中年男性の「死」の原因を追及する所轄署に加賀刑事はいたわけですね…
そして、警察本体の流れに反して、自分なりの着眼点から真犯人を追及していく。
で、思わぬところから真犯人にたどり着く!!
まず、たどり着くまでが長い!!
たどり着くまでの行程が、わざとらしいまでの回り道…
なぜ被害者は、あの日あの場所にいたのか…
被害者があの場所にいた目的は何なのか…
捜査の大きな流れの中で、加賀刑事が「ひっかかる」点は、あまりに細かすぎて、誰も見向きもしない。
けれど、事件の真相はその細かいこだわりで導きだされる。
まぁ、よくあるパターン…
で、回り道があんまり意味を感じられない回り道に思え、さらには、事件に絡む様々な問題は置き去りにされ、被害者の息子が過去に犯した「罪」とそれを巡る父子の感情が主題になっちゃってる。
ん〜(((^^;)
なんだかなぁ〜(((^^;)