今日も徒然、中洲日記

ほどほどに映画が好き。ほどほどに食べることが好き。日々気づいた事を綴ります。

マスカレード・ホテル


最近、リタイア続きの読書(^_^;


久しぶりに読み切ったのは、皮肉にも東野圭吾作品(^-^;


「マスカレード・ホテル」東野圭吾著(集英社


以下、感想!!






















まずは、珍しくそこそこ楽しく読んだ東野圭吾作品は久々だということ!!


ガリレオ・シリーズ以外は、あんまり当たりだった記憶がない(^-^;


まぁ、東野作品を片っ端から読んでるわけじゃないから、中には面白い小説もあるんだろうけど、私が読んでないのね、そういう小説を!!


ガリレオ・シリーズも特に面白いと思ってるわけじゃなく…まぁ、サラッと読めるって言うだけで…


だから。今回の「マスカレード・ホテル」は読み切ったので、それなりに面白かったという事なんだろうと。


東京のシティホテルを舞台にした事件…いや、まだ事件とは呼べない事象のために、ホテルマンに変装して、潜入捜査を行う警視庁捜査一課の若手刑事…


受け入れる側には、ホテルマンとして、お客を第一に考える優秀な女性フロントクラーク…


特殊な状況下で、出会った男女が特殊な事件に巻き込まれる…


よく見るパターンといえば、それまでのお話(^_^;


ベースはよくある話で、後はサスペンスならではの味付け…でも、事件の発生が変わってて…


そろそろ、サスペンスにもネタ切れ感が蔓延し始めたかなぁ(^_^;


殺人事件の現場に残された、数字の羅列されたメモを巡り、混乱する捜査陣…この前振りは、「おやっ!!」っと思わせたけど…今や、それだけでは勝負できないよね…それだけ、いろんな「サスペンス」で小説界は溢れちゃってるから(-_-;)


で、とっかかりは面白そうな匂いを醸し出してたのに、段々「おやっ!!」が…


不思議なメッセージだと思われた数字の羅列されたメモの謎解きは、この小説の舞台では添え物でしかなく、捜査陣の誰かが、気づいた…そして、気づいたことは確かに捜査に新しい方向性を示したが、解決するほどの発見にもならなくて…


この小説の謎解きは、どこがポイントになるんだろうかと…


数字の謎解きをした刑事は、その優秀さと英語力を買われて、ホテルへの潜入捜査をすることになる。


そして、この回りっくどい犯罪に巻き込まれていく…


複雑な犯罪だと思わせておきながら、単に犯人が自分の犯罪に酔ってるだけだったという…


なんじゃこりゃな…


でも、映画は無理でも、ドラマ向きな感じ…


私、疎いので、分からないけど、もう既にドラマ化されてる?