「世界」「10」という2つ単語に共通するタイトルと言えば、最初に頭に浮かぶのは、映画「レッズ」の元ネタである「世界をゆるがした10日間」
でも、今回読んだのは全く違う世界のお話(笑)
「世界を変えた10冊の本」池上彰著(文春文庫)
以下、感想…
今や「知識の引き出し」として貴重な存在の池上彰さん。
彼が現代社会に大きな影響を与えた書を10冊選び出し、その内容と世の中にもたらしたものを語っています。
10冊のうち、私が読んだことがあるのは「沈黙の春」だけ。
それも、あんまり理解できなくて、途中で投げ出した記憶の方が大きい(汗)
10冊のうち知らない本も半分。
だから、「へぇ〜」って思いながら読んでいた。
そして、それぞれの内容は池上さんのおかげで少しは知ることが出来たけれど、理解というにはほど遠い(汗)
世の中を知るには大切な本かもしれないが、薄っぺらい文庫をまるまる2週間かけて必死に読んだことをとっても、一気に読める楽しい系の本ではありません。
知的好奇心は満たせるかもしれないけど、私に役立つ本はどれくらいあるかなと…(汗)
ただ1つ。
「アンネの日記」については、単にユダヤ人少女の戦時下で書かれた日記としか認識していなかったが、厳しい隠れ家での生活の中でさえ、なぜ日記を書き続けたのかというその理由を知ることが出来たし、ただ1人生き残った父親が公開に先立ち、彼女の赤裸々な日記に多くの手を入れて紹介したという有り得ないエピソードも知ることが出来た。
そのくらいしか語れることがない。
あと1つは「沈黙の春」をちゃんと読んでおけば良かったと思ったくらい。
池上さん、ごめんなさい(笑)