今日も徒然、中洲日記

ほどほどに映画が好き。ほどほどに食べることが好き。日々気づいた事を綴ります。

マダム・イン・ニューヨーク


試写会にて鑑賞。


シネスイッチ銀座にて公開予定と聞けば、当然良い映画なのだろうと…


そして、インド映画と聞けば、当然歌あり、踊りありの映画なのだろうと…


そして、当然尺長めなんだろうと…


まぁ、全てにおいてほぼ予想通り(*^。^*)


しかし、1つだけ、予想をはるかに超えたのは、主演女優さんの美しさ。


インド映画は過去に2本しか観たことないけど、主要な女優陣は、みなとてつもなく美人だった。今回は過去の基準をサラッと上回る美しい方で、最初にお顔がスクリーンに登場した段階でため息が出ましたよ、私σ(´∀`me)??


お話は、男社会の中で、妻は夫に従順で家庭を守ってさえいれば良い…他のことなど興味も無いだろうし、何も出来やしないだろうっと夫に一方的に決めつけられ、更には最近の開かれた社会にあって、家庭の主婦に甘んじている母親をバカにしている子供世代に辛辣な言葉を投げられるそんな良妻賢母な女性の小さな冒険物語。


彼女たちだって、機会さえ与えられれば、社会にだって踏み出すし、公用語になりつつある英語だって喋ることが出来るはず。


ただ、封建的な名残から家庭の外に出る機会も無く、母親業に専念した女性たちには何の落ち度もなかったはずなのに…


とにかく、高圧的な夫と学校で中途半端に優秀な娘の鼻をあかしてやりたい衝動にかられる映画だ(`Δ´)!


ニューヨークに住む姪っ子の結婚の準備のため、家族より5週間も早く現地へ向かう彼女。


一人旅など初めてだし、行き先が天下のニューヨーク(・◇・)


彼女は冷たい視線にさらされながらも、少しずつ自分の足で立ち上がろうとする。


ちょっぴり危険な恋の香りとそれまで出会ったことのない異文化を背景にする人たち、彼女のささやかな冒険は彼女に自信を与え、まわりの者さえ驚かせる。


ステキな期限付きの冒険は、彼女に生きる勇気を与え、自分という人間の存在する意味をもう一度まわりに知らしめていく。


カッコいいなぁ〜o(^o^)o


姪っ子の結婚式でスピーチを頼まれる彼女。


相変わらず、夫は傍若無人にも「妻は英語が苦手だから、私が代わりに…」と立ち上がる。


アホか、この夫…立ち上がった夫を引き止め、自ら語ろうとする彼女に呆れたようにバカにした目を向ける娘…


彼女の努力と冒険をスクリーンで観てきた私にはこのシーンほど怒り爆発のシーンは無かったね(*`Ω´*)v


でも、必死に英語で語りかける彼女と真剣な眼差しで応援する彼女のクラスメートである親友たちの姿が涙を誘うし、バカ父娘のアホさ加減などほっぽり出してしまうほどに感動的だ。


前半はインド映画なのにほとんど歌も無く、初めて流れた歌は「マンハッタン」の歌。マンハッタンにあるブランド店の名前を連呼するだけなんだけど、なかなか面白い。


でも、後半になって、物語の核心になってくるとそこはやっぱりインド映画ならではの歌って踊る風景が(^◇^;)


結局、期限付きの冒険は終わり、彼女はインドでの日常に戻っていくのだけれど、彼女の心に芽生えた勇気と自信は誰にも侵されるものではなく、同じ日常であっても、彼女の心は満たされていくことだろう。


2時間15分ほどの本編はインド映画にしては短いのかもしれないけど、まぁ普通に長いです。


でも、それなりにお話も詰まってて、納得できます。


小さな勇気をもらいに劇場に行くのも良いかも(o^^o)♪